歯を抜いた(抜歯)後はそのままにしていいの?
2023年11月29日

横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、痛い、噛めない、自分の歯の様に噛みたい!そんな方に寄り添う歯科医院、アス横浜歯科クリニック歯科医師の柳井です。
今回は歯を失ってしまった場合の対応についてお話しします。
悲しいことですが歯を失ってしまった後は どんな治療があるのでしょうか?またそんな時、「1 本ぐらいなくなっても食事はできるし問題ない」と思っていませんか? そのままにしてしまうとどんな影響があるのでしょうか?
まず抜歯後放置のデメリットとして、
歯並び・嚙み合わせが壊れてしまう。歯が抜けてしまったあと、歯がない状態が続くと隣の歯が倒れてきたり、噛み合う歯がないと歯が少しずつ伸び出てしまいます(歯が適切な位置から動いてしまいます)。
顎骨が無くなってしまう。歯が無くなってしまった所は噛む刺激が無くなってしまい、周りの骨が無くなってしまいます。骨が無くなることで、その後の処置の候補として挙げられるインプラント処置をする際に、まず骨を増やす処置から始めないといけなくなってしまいます。
見た目が悪くなってしまう。歯が無くなると前歯であろうが、目立ちにくい場所であろうが、口元が気になってしまい自然に笑うことが出来なくなってしまいます。
食事がとりにくくなってしまう。奥歯というものは食事をする際に食塊をすりつぶすために存在していますので、食事の際に食塊をすり潰しにくくなってしまいます。
食いしばりにくくなる。人間は重たい物を持つときや、姿勢を維持する時など、力を入れないといけない時に歯を食いしばります。奥歯が無くなることで食いしばることが出来なくなり日常生活に支障をきたすことになります。
以上のことが挙げられます。
歯を失ってしまった場合、どのような治療法があるのでしょうか?
当院では主にインプラント、ブリッジ、入れ歯の3つをご提案させていただいております。
インプラント
顎の骨の中にインプラントといわれる人工歯根を埋入して、その上に土台、被せものを入れていくやり方になります。
ブリッジ
無くなってしまった歯の両隣の歯を削り、連結した被せものを被せていくというやり方になります。
義歯(入れ歯)
残った歯に対してクラスプといわれるバネをつけ、バネと歯肉を支えに人工の歯と人工の歯肉にてかみ合わせを回復させるやり方です。
失った歯の治療をする場合、それぞれに利点・欠点があるため、どれが一番ご自身に合った治療であるかは患者さんによって異なります。状況や何を重要視するかで選択も変わります。十分に相談した上で決断することをオススメします。
そして、どの治療を選択したとしても、“治療したら終了“ではなく、定期的な歯科医院でのメインテナンスや、ご自身でのお手入れを行わないと長持ちしません。健康なお口であれば、美味しく楽しい食事をとったり、大きく笑ったり、人とのコミュニケーションを円滑にしたりすることができます。人生を豊かにするために、正しいケアはとても重要ですので、治療したら終わりではなく、継続して歯科医院での定期検診や正しいセルフケアを習慣化させましょう。
お困りごとがある場合は、私たちが全力でサポートいたしますので、ご連絡お待ちしております。
参考文献
http://denture.iwate-med.ac.jp/cn21/cn18/denture5.html?printstate=true
https://matsudo.cda.or.jp/archives/543
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歯医者さんの麻酔って、痛いと思ってませんか?
2023年10月29日

可能な限り、「痛くない」「削りすぎない」「再発を防ぐ」事にこだわる歯科医院、アス横浜歯科クリニック、歯科医師の小林です。
今回は治療の際に行う麻酔についてお話ししていきます。
歯医者と聞くとどちらかといえばマイナスのイメージを持っている方が多いと思います。
ご来院いただく患者さんの中にも「歯医者が怖いのであまり通っていませんでしたが、最近歯に痛みが出たので勇気を持って来ました…。」「歯医者が苦手なのですごく緊張しています。」そのようにおっしゃる方も少なくありません。歯科恐怖症で歯医者に行けない。治療中の痛みが怖くて、歯科治療を受けたくない。そんな方の為に当院で実施している「可能な限り痛みを生じさせない無痛治療」についてお伝えしていきます。
●まずどんなときに麻酔が必要でしょうか。
麻酔は「痛くて嫌だ」と思われる方は多いかと思いますが、とても大事な行程になります。歯医者で麻酔が必要な治療はいくつかあります。
・虫歯の治療
・歯の神経を取る治療
・歯を抜く時やインプラント手術などの外科治療
・歯茎の下の歯石を取る時
などです。
これら以外にも痛みを感じることがある場合は麻酔をすることがあります。
●麻酔で痛みを感じやすいのは、主に注射針が歯茎に入る瞬間と麻酔液が注入されるとき
です。これらに対して、私たちはできる限り痛みを少なくするように工夫をしています。
具体的には次のようなことを行っています。
① 表面麻酔の塗布
針を刺すときに痛みを軽減するために、クリーム状の麻酔薬を歯茎に塗ります。表面の感覚が鈍くなり、注射針が入る痛みが軽減されます。
② 極細の注射針の使用
針が細い方が痛みは感じにくいため、当院では一般の医療現場で使われるより細い 30、33G の針を使用しています。
③ 麻酔液の温度差の軽減
麻酔液が体温との温度差があると痛みを感じやすくなるため、麻酔液を専用の保温器を使い、温めています。
④ 麻酔液の注入時の速度
麻酔液が歯茎に入る速度が速いとぎゅっと圧力が加わり、痛みを感じやすくなるため、電動注射器を使い、ゆっくりと麻酔液を入れていきます。
●麻酔後の注意点
歯医者さんで治療後に、「2~3時間はお食事しないようにしてください」と言われたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。歯科の麻酔では、麻酔をしてから麻酔が切れるまで2~3時間かかります。麻酔が切れる前にお食事をしてしまうと、感覚が麻痺しているため、温かいものでやけどをしたり、頬や舌を噛みやすくなります。そのため、痺れがなくなってから、お食事をするようにしてください。
終わりに、歯医者が苦手な方は多くいらっしゃいます。今までの経験(小さい頃の歯医者へのトラウマ)や、説明がなく怖かった、治療中のバキュームの音の大きさや削る機械の高い音が緊張する、匂い、口腔内に水が溜るのが嫌など様々だと思います。こういった思いや、不安点、疑問などは来院時や初診時に遠慮なく仰ってください。私たちはその気持ちを尊重し、安心して通っていただけるようなカウンセリングを行っております。また診療時の説明、お声がけ、患者さんそれぞれのペースを考えた治療を心がけております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話しください。ぜひご来院お待ちしております。
【参考文献】
https://www.jda.or.jp/park/trouble/index23.html
https://kokuhoken.net/jdsa/about/qa.htm
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歯間ブラシって必要?歯の健康を大きく左右する歯間ケアについて
2023年09月20日

横浜市南区井土ヶ谷駅前にあるお口の健康を通して心身の健康を守り、豊かな人生のサポートをする歯科医院アス横浜歯科クリニック歯科衛生士の會田です。
今回は歯と歯の間のケア、歯間ブラシについてお話しします!
毎日ちゃんと歯を磨いているのに、虫歯や歯周病になってしまった!そういったお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
実は、歯ブラシだけでは、毛先が届かない為歯と歯の間は十分磨けずに、虫歯や歯周病の原因となる、食べかすや歯垢(プラーク)が残ってしまうことがあります。
●歯間ケアの必要性
口腔内には 3 大不潔域と言われる部分があります。
1.歯の咬合面(噛み合わせる溝)
2.隣接面(歯と歯の間)
3.歯頸部(歯と歯茎の間)
歯ブラシは歯の表面の汚れを落とすのに効果的ですが、歯と歯の間には虫歯や歯周病の原因となるプラークが多く付着しています。そこは毛先が届きにくく、歯ブラシだけでは約 60%程度しか汚れが落ち切りません。歯ブラシだけでは落としきれない汚れは、歯間ブラシを併用することで約 90%以上除去することができます。特に、加齢や歯周病により歯肉が退縮してしまうと、歯間が広くなるため歯ブラシと歯間ブラシの併用する口腔ケアがより大切になってきます。

●使用した方がいい理由
歯と歯の間は歯ブラシだけでは汚れが落ちきりません。しっかり磨けずに汚れを放置していると、虫歯や歯周病が発生してしまいます。特に、歯周病で歯茎が下がり始める 30 代以降になると、歯間ブラシの使用がオススメです。
加齢により歯茎が下がり始めると、歯の根元に象牙質の部分が見えてきます。ここは、歯の表面のエナメル質の約 3 倍虫歯になりやすい部分です。歯間ブラシによるケアを取り入れると、根元の部分の歯垢を除去できるで、虫歯予防に非常に効果があります。
さらに、歯間ケアを続けていると、口臭が薄れてくることもあります。口臭の発生原因は、歯間にたまった歯垢であることも多いためです。歯間ブラシを使ったあとは、毎日ブラシの匂いを嗅いでみてください。日々のケアの積み重ねにより、だんだんと口臭が薄れていくのが実感できるはずです。
●フロスと歯間ブラシの使い分け
デンタルフロスも歯間ブラシも歯垢を除去する補助的な清掃用具ですが、得意とする部分が違います。基本的には歯と歯の間の隙間が広い方には歯間ブラシ、狭い方にはデンタルフロスを使用することをオススメしています。
また、歯ブラシと併用した時のプラーク除去率はデンタルフロスよりも歯間ブラシの方が高い傾向にあります。これは、歯間ブラシの方が大きく、毛量が多いことが理由です。
●歯間ブラシのサイズと使い方、頻度
歯間ブラシのサイズは適したサイズを使い、実際に使用した際に、きちんと歯垢や食べカスを除去することができるかが重要です。サイズは人により異なるため歯科衛生士にサイズを確認してもらうのが良いでしょう。
歯間ブラシは使い方を間違えると歯や歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。ポイントを押さえて、正しく取り扱いましょう!
〇ポイント 1
必ず鏡を見ながら行いましょう。鉛筆を持つように持つと操作しやすいです。
〇ポイント 2
歯茎を傷つけないように歯の方向にゆっくり挿入します。
〇ポイント 3
歯面と歯茎に沿わせながら前後に往復させます。また片面からだけではなく両面から行うとより清掃性が増します。
歯茎が腫れていると、歯間にブラシが入りにくかったり、血が出たりする場合があります。無理はいけませんが、2 週間くらい続けているうちに、歯茎が引き締まってくるので、出血がなくなってきます。
もし可能であれば、歯の内側からも歯間ブラシを入れます。そうすることで、より歯垢が効率的にとれます。とはいえ、内側からは入れにくく、難しい人もいるので気をつけてください。
前歯は奥歯に比べると簡単ですが、歯並びに凹凸があったり、浮いている歯があったりする場合がありますので、鏡を見ながら 1 本 1 本磨きましょう。
歯間ブラシは使い捨てではありません。洗って繰り返し使えます。毛束がすり減り、軸の針金が折れたら交換しましょう。
●終わりに
歯間ブラシやデンタルフロスは、歯ブラシでは届かない部分の歯垢(プラーク)を除去することができます。使用すると口腔内の歯垢をほとんど除去できるので、虫歯や歯周病の予防に繋がります。ただ、歯垢がきちんと取り除けているかどうかを自分で確認するのは難しいです。
また、正しい道具の選び方・使い方をしなければ、様々なトラブルを招きかねないため、十分注意する必要があります。
アス横浜歯科クリニックの定期検診では、皆さん一人一人に合った最適のセルフケアをご案内します。是非一度ご相談下さい。
●参考文献
デンタルハイジーン 7 月 792
https://systema.lion.co.jp/shishubyo/glossary/s_shikanbrush.htm
https://www.jda.or.jp/park/prevent/index08_09.html
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要注意!子供の口呼吸の原因と影響
2023年08月21日

横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、『マイナス 1 才から 100 才まで歯を守る』歯科医院アス横浜歯科クリニックの歯科衛生士の荒木です。今回は口呼吸の原因と影響についてお話していきます。
普段、何気なく過ごしている時にお子さんの口がポカンと開いていること、ありませんか?人は通常、鼻呼吸をしていますが、実は口呼吸をしているお子さんはとても多いのです。ポカンと口を開けていたら口呼吸の可能性が大。口を閉じて 1 分間鼻呼吸をし、「息が苦しい」と訴えたら口呼吸を疑いましょう。
子どもの口呼吸には、以下のようなさまざまな原因があります。
《口呼吸の原因》
◆ 楽に吸える哺乳瓶の使用
◆ 噛む回数が少ない、やわらかいものばかり食べている
◆ 発声、会話の少なさ(メール文化)
◆ 口遊び(口笛など)の減少
◆風邪やアレルギー性鼻炎に伴う鼻づまり
風邪やアレルギー性鼻炎などが原因で、鼻がつまっていて鼻呼吸がしづらいために一時的
に口呼吸になることがあります。特にアレルギー性鼻炎は慢性化してしまうと、それが癖になり、口呼吸が習慣になることもあります。
◆歯並びやあごなどの口周りの形
歯並びや顎の発達、口周りの形が原因で結果的に口呼吸になってしまうケースもあります。
例えば、上顎前突(出っ歯)の場合は唇が閉まりにくいため、口呼吸になりやすいです。
また、もともと上あごの幅が狭くて舌を上げるスペースがないため、口が自然に開いてしまうケースもあります。
◆扁桃肥大(へんとうひだい)
扁桃肥大とは、のどにある口蓋扁桃(扁桃腺)と呼ばれるリンパ組織が通常よりも大きくなった状態のことです。扁桃肥大の子どもは、鼻から空気が流れ込みにくいので、その結果、口呼吸になりやすくなってしまいます。舌の位置や動きにも影響がある場合は扁桃腺の切除を検討しますが、扁桃肥大は 10 歳から 12 歳ごろがピークで、それ以降はだんだん小さくなるため、多くの場合は経過を見守ります。これらの原因が重なることで、口周りの機能が正しく発達せず、その 1 つの症状として口呼吸になってしまうことがあります。また、口呼吸は歯や顎の発育に影響がある以外にも、全身の健康に悪影響があり、さまざまな支障をきたすリスクがあるので、早期の改善が必要です。
《口呼吸は歯並びや口臭など…体に悪影響?》
◆ 歯並びが悪くなる
空気を通すために口を開いていることで、舌が正常な位置から外れます。
唇・頬の筋力が鍛えられずに歯列を内側へ抑える力が不足することなども重なり、歯並びの悪化を招きます。
◆ 口臭がしやすい
口腔の乾燥、また乾燥に伴う唾液量の減少によって細菌が繁殖しやすい環境となり、口臭が強くなることがあります。
◆ 虫歯・歯周病になりやすい
口臭と同様の理由により、虫歯や歯周病(歯肉炎)のリスクが高まります。歯並びが乱れると、汚れが溜まりやすく磨きにくくなるため、そのリスクはさらに高くなります。
◆ 風邪をひきやすい
鼻呼吸の場合、鼻毛や鼻水がフィルターの役割をして、ウイルス・細菌の侵入を一定程度防ぐことができます。
一方口呼吸の場合、ウイルス・細菌の侵入を防ぐ機能が備わっていないため、風邪をひいたり、感染症にかかったりするリスクが高くなります。
◆ アレルギーになりやすい
鼻毛・鼻水は、アレルゲン(花粉・埃・真菌など)の侵入を防いでくれますが、口ではそのような機能が期待できず、アレルギーのリスクが高くなると言えます。
◆ いびき・睡眠時無呼吸症候群のリスク 日中に口呼吸のお子さんは、睡眠中も口呼吸をしています。舌が正しい位置に収まらず、下顎が後方へと下がることなどから、睡眠時無呼吸症候群の原因になることがあります。またそれに伴い、いびきをかくことがあります。
◆ 太りやすい体質になる
意外に思われるかもしれませんが、口呼吸は 1 回あたりの呼吸で取り込む酸素の量においても、鼻呼吸より劣ります。酸素が十分に供給されないことで代謝が落ちると、肥満の原因
になります。その他、集中力の低下なども懸念されます。
◆ 顔貌が悪くなる
口呼吸をしていると、頬、口周りの筋肉が弛緩した状態が続きます。そのため、顔貌へ悪影響を及ぼすことがあります。日本の子供の 8 割が口呼吸になっているとまで言われる事があり、口呼吸は身体にさまざまな影響を及ぼします。また、お口のまわりの筋肉は、表情をつくる上でも大切な筋肉です。お口の周りの筋力が弱いと、笑顔も不自然なものになってしまいます。つまり、口腔機能発達不全症は、感染症のリスク、全身症状のリスクとともに、笑顔を奪ってしまうリスクもあるのです。心身ともに健康を手に入れる為に大人も子供も鼻呼吸の習慣を手にしていきましょう!
当院はお口の中を拝見し、適切な診査診断をすることで、今後お口の中がどのように変化していくか、そしてその変化は適切なものかを予測していきます。何か気になることがあればお気軽にお問い合わせください。
参考文献
◎ライオン歯科研究所|育児と乳歯の情報サイト
https://www.lion-dent-health.or.jp/mama-anone/baby-teeth/article/teeth-mouth-
breathing-22.htm
◎デンタルハイジーン 2023 年 7 月 p700
口腔機能発達不全症②「ポカン口」はなぜいけないの? | ナオミ通信 | 8020 推進財団
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TC(トリートメントコーディネーター)がいる歯医者さんを選んだほうが良い?
2023年07月29日

こんにちは!横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、「お口の健康」を通して「全身の健康」も維持する事にこだわる歯科医院アス横浜歯科クリニックの歯科衛生士の小林です。
今回は TC(トリートメントコーディネーター)の存在と役割についてお話しします。
突然ですが、今まで歯科医院に通っている時に、このように感じたことはありませんか?
・歯科医の説明は専門用語が多くて難しい…
・椅子に仰向けになったまま、話しづらい…
・治療全体の流れについて、もっと詳しい説明をしてほしい…
歯科医師に治療や費用について、色々と尋ねたいと思っても、直接だとなかなか聞きづらいと感じたことがあるかもしれません。
そんな時は「トリートメントコーディネーター(TC)」が常駐する歯科医院を選ぶことで、悩みや不安要素がなくなり、スムーズに治療を進めることができます。
私たちは患者さんに口腔内から豊かな人生をご提供したいと考えています。
その上で TC にはカウンセリングを通て、”今日の主訴”だけではなく、「そういえばここも気になっていた」「本当はこうなりたい」「自分はこれだけは譲れない」「仕事や家庭環境で悩んでいる」などあなたの悩み・不安や願い・希望を聞き取る役割があります!
つまりあなたの価値観を少し教えていただき、その上でご自身の現状や今後の治療プランをお話させていただいております。
また、より多くの患者さんをより質高く治療していく上で適切な歯科医師や歯科衛生士とマッチングさせるのも TC の役割です。
では TC が居る医院を選ぶメリットはなんでしょう?
あくまで選んで決める権利はあなたにあるということ!!ですが皆さんは選ぶ基準や自分
に適しているかをどれだけ理解されているでしょうか?
・担当医が言うからこれじゃないといけない?
・本当は色々リスクとか知りたいのに聞きづらいから後からネットで調べよう!
・どうせ値段が高いんでしょ?
そんな思いの中で選んだプランやものは自分にとって本当にいいものなのでしょうか?現在はネット社会でいろんな情報が飛び交っています。だいたい記事になるのはマイナスイメージのもの。
そんな時に TC にご相談いただきたいです!
安心して患者さんに通っていただくために TC が居ます。歯科医師には聞き辛いことや何で迷っているかなど安心して聞いてください!
私たちがご説明いたしますし、Dr.に通訳します!
最後に、医療分野の詳しい話は、どうしても専門的で難しく感じる場合もあるでしょう。
そんなときも TC は、患者さんが理解しやすいよう丁寧にご説明いたします!
わからないことや疑問に思うことがあれば、いつでも何度でもお尋ねください!
それが、患者さんにとって最も適した治療を選択する一番の近道です。何かお困りの事がありましたら是非ご相談下さい。アス横浜歯科クリニックスタッフ一同お待ちしております。
●参考文献
・歯科経営情報レポート
http://www.joyokeiei.com/news/wp-content/uploads/2019/09/r_i147.pdf
・日本歯科 TC 協会
http://www.tcj.or.jp/tc.html
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虫歯の原因は年齢によって違う
2023年06月28日
横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、『マイナス 1 才から 100 才まで歯を守る』歯科医院アス横浜歯科クリニックの歯科助手高橋です。今回は年齢別の虫歯リスクについてお話していきます。
むし歯とは、口の中に住みついている細菌が食べ物や飲み物に含まれる糖質をエサ(代謝)にして作られる「酸」によって歯が溶かされ、穴が空いてしまう疾患です。
小さいお子様から高齢の方まで、年齢によって虫歯になりやすさや、出来やすい場所は変わっていきます。そのため、その時にあった虫歯予防が必要になります!
【年齢別虫歯リスク】
〇1~2 歳
乳歯は永久歯よりも歯が弱く、虫歯になりやすい傾向があります。歯の生え始めはエナメル質が十分に固まっておらず、柔らかく、酸に弱いため注意が必要です。1~2 歳は上の前歯が虫歯になりやすいです。この時期は前歯のかじりとりで食べる時期なので、上の前歯の裏側に食べ物が溜まりやすくなります。自分できれいに磨くのは難しい年齢なので、親御さんによるお手入れで汚れをかき出してあげる必要があります。
1歳6か月を過ぎての就寝時の授乳も虫歯リスクが上がります。虫歯の原因となる授乳習慣を改善することや、毎日保護者が仕上げ磨きをする習慣の徹底なども重要になります。
〇3 歳〜
奥歯の咬む面が虫歯になりやすいです。食べ物を奥歯でしっかり噛んで食べる時期になるので、食べカスが奥歯に溜まりやすくなります。特に上の奥歯は目で確認が難しい場所になるため注意が必要です。永久歯を守る為にも乳歯から予防を徹底していくことが大切です。
〇4〜6 歳
奥歯の間が虫歯になりやすいです。第一大臼歯(大人の歯の奥から 2 番目)が生え始めるために歯が動き始めます。この動きにより歯が押され、隙間があった歯と歯の間が詰まっていきます。そこに汚れや食べカスが溜まると虫歯になります。この歯の間の虫歯は判断が難しいところです。フロスや歯の色の変化を見て判断をすることができるので、仕上げ磨きやフロス、定期的な検診をしっかり行いましょう!
〇6 歳〜
第一大臼歯が虫歯になりやすいです。大人の歯は子供の歯に比べて虫歯になりにくいと言われていますが、生えたての大人の歯は非常に虫歯になりやすいです。歯はゆっくりと生えてくるため、出てきた当初は段差があり歯ブラシが届きづらく磨き残しになりやすいことが原因です。
この時期の予防においては、虫歯のリスク状況に応じて的確な予防管理を受けることが重要です。適切な予防処置(フッ化物歯面塗布、フッ化物洗口、予防填塞(フィッシャーシーラント)等を受けることが必要になります。
〇14〜15 歳
永久歯が生え揃う中高生の時期です。年齢の特徴としては、生活習慣の乱れ、偏食や歯磨き不足が目立ちやすい時期です。保護者の方の仕上げ磨きもなくなり、部活や勉強などで忙しくなりきちんと磨けていない場合が多い傾向にあります。その為この時期の定期検診はとても大切です!定期的に検診を受けて、虫歯ができても小さいうちに治療が受けられるようにしましょう!
〇成人成人期
学生から社会人になり、環境の変化によるストレスなどで歯や歯茎のケアを怠りやすい時期です。1 本の歯が治療できる回数は限りがあります。症状が出てから歯医者に行くのではなく、定期的に検診を受けてご自身のお口の中の状況を把握しておくことが大切です。
また、女性の場合は結婚や出産などのライフイベントが口腔内に大きな影響を与えます。妊娠中はつわりで歯磨きが行えなかったり、ホンモンバランスの影響で唾液の分泌量が減少しやすくなります。そのため口腔内の状況が悪くなり虫歯ができたり、歯周病になりやすくなります。つわりなどで歯磨きが難しい時は、1 日のうちで体調の良い時を選び、小さめの歯ブラシを使ったりこまめにうがいをしたり工夫しながら対応しましょう!
〇60 歳以降〜
高齢期では唾液の分泌が少なくなり、歯を支えている骨が痩せ、それと共に歯茎が退縮することで根元が見えてきます。露出した根元(象牙質)はエナメル質より弱いので虫歯になりやすくなります。この時期はフッ素入りの歯磨き粉を使ったり、歯科医院で高濃度のフッ素を塗ってもらうなど、フッ化物応用を上手に取り入れて虫歯の予防をしていきましょう!
最後に虫歯の予防には、日常的に自分で行う口のケアや習慣が何よりも重要です。正しい歯みがきや食生活を見直し、より良く改善することが重要です。またライフステージによって虫歯になりやすい場所も原因も変化して行きます。その為、当院での定期検診ではプロの視点から一人一人に合わせたご提案をさせて頂いています。質問、お困り事等あればいつでもご相談下さい。皆様のご来院を心よりお持ちしております!
【参考文献】
厚生労働省|健康日本 21(歯の健康)
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b6.html
虫歯になりやすい習慣・環境とは?原因や検査、セルフチェックの方法 | NHK 健康チャン
ネルhttps://www.nhk.or.jp/kenko/atc_229.html
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ホワイトニングの意外なメリットとは?
2023年05月27日
こんにちは!
横浜市南区井土ヶ谷駅前にあるお口の健康を通して心身の健康を守り、豊かな人生のサポートをする歯科医院アス横浜歯科クリニック歯科助手の二宮です。
今回は当院で使用しているホワイトニングのメリットについてお話しします!
◆そもそもなぜ歯が黄ばむの?
原因は主に 6 つあります。
【内部要因】
・加齢 ・テトラサイクリン系抗生物質
【外部要因】
・飲食物 ・タバコ ・歯垢 歯石 ・虫歯
内部要因;
歯は外側からエナメル質・象牙質という層で構成されています。エナメル質は半透明、象牙質は乳白色。象牙質はもともと黄色っぽい色をしているのです。このうちエナメル質は加齢とともに徐々にすり減っていきます。エナメル質の層が薄くなり、内側にある象牙質の乳白色の色が目立つようになりその結果歯が黄ばんで見えるようになるのです。
また「テトラサイクリン歯」というものがあります。テトラサイクリン歯とは、歯の形成期(0~12歳頃)にテトラサイクリン系抗生物質を多量に服用したことによる影響で、変色した歯の事を言います。重度のテトラサイクリン歯の場合、歯は灰色がかった色に変色しています。
外部要因;
着色汚れは、硬く定着していなければ普段のブラッシングや市販のセルフホワイトニンググッズでもある程度除去が可能です。一方で硬い歯石になってしまっている場合は歯科クリニックで専用の器具を使用したクリーニングを受けないと除去できません。歯の表面の汚れを除去できても、本来の歯の色よりも白くすることはできません。市販のホワイトニンググッズを使用したセルフケアは、歯の表面の汚れには対応できます。しかし、長期間定着している歯の汚れや、象牙質の変色による歯の黄ばみには対応できません。
クリニックで薬剤を処方してもらうホームホワイトニングや、クリニックで施術を受けるオフィスホワイトニングでは漂白作用のある成分(過酸化尿素や過酸化水素)が配合された薬剤を使用します。この薬効成分によって、歯の表面についた汚れを落とすだけではなく歯の黄ばみの原因となっている色素物質自体を分解するため、白くすることができます。

◆オフィスホワイトニングのメリット
・1 回で効果を実感しやすい
➡医療機関でのみ取り扱える高濃度の薬剤と特殊な光によって歯を漂白する為、1 回の施術での効果が得られます。
・クリニックで任せられる
➡ご自宅でホワイトニングを行なうホームホワイトニングもありますが、マウスピースに薬剤を注入したり、1 日 2 時間程度の装着時間を確保したりとご自身で行っていただくため若干の手間がかかります。その点、オフィスホワイトニングであればクリニックに通院するだけで施術を受けられ歯を漂白できます。
・プロの施術を受けられる
➡高濃度の薬剤や特殊な光を発生させる機械などを使用します。このようなホワイトニングは医療機関でしか受けられません。また、もし歯がしみるといったトラブルがあっても、ドクターにすぐ対応してもらえるため安心です。

◆ホームホワイトニングのメリット
・通院頻度が少ない
➡自宅で自分のタイミングで歯を白くでき、頻繁に通院する手間がない。
・自然な白い歯を目指せる
➡ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングよりも濃度の低い薬剤を使用し、ゆっくり時間をかけて歯を白くしていきます。その為透明感のある自然な白い歯になりやすいです。
・薬剤が歯にしみにくい
➡使用されている薬剤の濃度によっては歯の神経が刺激を受け、痛みを感じたりしみたりすることがあります。(知覚過敏)ホームホワイトニングは濃度の低い薬剤を使用する為、比較的知覚過敏は起こりにくいです。
◆ホワイトニングで虫歯予防!?
ホワイトニングで歯がもろくなったりボロボロになったり悪影響があるのではないか?と心配される方も多いと思いますがそのようなことはありません。逆に、初期の虫歯では予防効果も報告されています。一般的にホワイトニングを行なう前は歯のクリーニングを行ないます。
これは汚れやステイン(色素)が付着していると薬剤が汚れに反応してしまい効果が十分に発揮できない為です。歯科クリニックでのクリーニングは汚れをしっかり除去してくれるので、虫歯の予防になります。
また、ホワイトニングに含まれる過酸化水素や過酸化尿素は歯を白くするだけではなく、歯を強くする働きもあるとも言われています。
そして、殺菌作用から病原細菌の減少も認められており虫歯や歯周病の予防効果も期待できるだけではなく、ホワイトニング後に唾液に触れる事で再石灰化が促進される、エナメル質内部のミネラル濃度が上昇し歯質の耐酸性が向上されるという有益な報告まであります。

◆当院で使用している『tion;ティオン』の特徴、メリット
【特徴】しみにくく、痛みが少ない
ティオンは低濃度の過酸化水素でも漂白効果を発揮する為、痛みを感じにくいのが特徴です。ホワイトニング効果が弱くなるわけではなく、ティオンには「V-CAT」という独自の成分が配合されており、それがホワイトニング効果を高める役割を果たしてくれます。その為、低濃度の過酸化水素で高いホワイトニング効果を得ることができます。
【メリット】
薬剤の成分で歯の表面がツルツルになり、透明感・光沢のある自然な白さを引き出します。また、歯質が強化され、着色や汚れも付きにくくなるメリットもあります。
歯の黄ばみには原因があり、それぞれの原因を取り除くのに適切なホワイトニング方法があります。その為、白い美しい歯を手に入れるにはまず自分の歯の黄ばみの原因を知ることが大切です。黄ばみの原因次第ではクリニックでのクリーニングのみでも改善されることがあります。もし「最近歯科クリニックに行っていない」というのであれば、定期健診も兼ねてクリニックを予約してみませんか?
最後に、歯が変わると人生が変わる。
という言葉がありますが本当にその通りだと考えております。私達ならば皆様のより良い人生をお過ごしになるために、何かお力になれる事があると思います。ご質問、お困りの事等がございましたらいつでもご相談ください。
参考文献
歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク 8020 ホワイトニング
https://www.jda.or.jp/park/prevent/index05.html
ティオンホワイトニングシステム
https://www.gcdental.co.jp/tion/
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親知らずって抜いたほうがいいの?
2023年04月29日
こんにちは!横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある安全・確実に治療、最新設備にもこだわる歯科医院アス横浜歯科クリニック歯科助手の小山です。今回は、親知らずについてお伝えしたいと思います。
親知らずは「痛い」「抜かないといけない」という話を耳にすることが多いかもしれません。しかし実際は抜歯をせずに済む親知らずもあります。「抜くべき親知らず」と「抜かなくてもいい親知らず」について理解してより良い治療を選択出来るようにしましょう。
【抜いた方がいい場合】
歯科医と相談して、将来トラブルのもとになりそうだと判断されたりする場合には抜歯するといいでしょう。
例えば…
1. 痛みや腫れがある
親知らずは一番奥の歯です。 そのため歯磨きが難しくお手入れが行き届かない事も多くあります。その結果虫歯や歯周炎になり、 痛みや腫れが出てくることがあります。
2.歯並びに悪影響が出ている
親知らずはこのように横向きに生えることが多いです。 横向きに生えた親知らずは手前の歯をグイグイと押し、歯並びに悪影響を与えることがあります。

3.手前の歯を溶かしている
2 と同様に、横向きに生えた親知らずが手前の歯を押し、根っこが溶かされてしまうことがあります。
本来抜いたほうが良い親知らずを放置すると…
* 痛みや腫れが出てくる
* 歯並びが悪くなる
* 手前の歯を溶かしてしまう
といった症状を引き起こす可能性がある事が分かりましたね。その様なケースは状況に応じて抜歯することをお勧めしております。
【抜かなくてもいい場合】
痛みや腫れがなく、親知らずが正常に生えて機能している場合には抜歯の必要はありません。それについて、今からご説明していきます。
1.親知らずが上下できちんと生え、お互いにかみ合っている場合
2.顎の骨の中に完全に埋まっていて問題が無い場合親知らずが顎の骨の中に完全に埋まっている状態であれば、周りの歯や骨に悪い影響を与えることはないと考えられ、痛みや腫れなどの症状がなければ直ちに抜く必要はありません。
3.入れ歯やブリッジの土台として親知らずが必要な場合
ある程度真直ぐ生えている親知らずは、削ってブリッジの土台に使ったり、入れ歯のバネをかけることができるため、残しておいた方が良いことがあります。
4.親知らずを移植する・将来的にその可能性がある場合
親知らずより手前にある大臼歯などを抜かなければならなくなった場合、その部位に親知らずを移植し、再びかめる状態にできることがあります。ただし、移植の可否は移植する部位と親知らずの形や大きさ、患者さん自身の状態などを考慮し慎重に判断する必要があります。

【当医院での親知らず抜歯について】
安心・安全に親知らずの抜歯を行うために、CT(三次元立体画像撮影装置)による事前の診査診断をしています。三次元の歯科用 CT を親知らずの抜歯に利用することで、一般の歯科医院にある二次元レントゲンでは確認できなかった部分までしっかり確認することができるようになります。
また、すべての親知らずを抜くのではなく、問題ない親知らずは、あえて残し、将来、他の歯がダメになった際に有効活用する取り組みも行っています。


【抜歯中、抜歯後に痛みはあるの?】
親知らずの抜歯で、最初に不安に思う点は施術中の痛みではないでしょうか?抜歯自体は、局所麻酔を使用するので痛みが出ることはほとんどありません。施術後に麻酔が切れたあとじんわりと痛む場合もありますが、痛み止めと抗生剤を処方させて頂くのでそちらをお飲みいただき痛み等はコントロールしていきます。一部外科的な侵襲が多い場合に、身体の反応として腫れが出ることもありますが、3 日をピークに 1週間ほどで落ち着くことがほとんどです。
最後に、アス横浜歯科クリニックでは親知らずの状態や口腔内環境をしっかり考慮し、丁寧な診断を実施しております。抜歯となった場合にも負担の少ない処置に努めております。患者さんによって様々な状況が考えられますので、まずは歯科医師と相談の上、現状把握、そして親知らずを残しておいた場合の利点と欠点を理解することをお勧めします。何かお困りごと等あればいつでもご相談ください。
●参考文献
東北大学保健管理センター
https://www.health.ihe.tohoku.ac.jp/wp-content/uploads/2015/03/shiori-40.pdf
お口のことならなんでも分かるテーマパーク 8020 親知らず
https://www.jda.or.jp/park/trouble/wisdom-tooth.html
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知らなきゃ怖い!歯周病が全身へ及ぼす影響とは?
2023年03月25日
こんにちは!横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、「お口の健康」を通して「全身の健康」も維持する事にこだわる歯科医院、アス横浜歯科クリニックの受付の新田です。今回は、歯周病と身体との関係性についてお伝えしたいと思います。
まず、歯周病とは先月もお伝えしておりますが、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
お口の中にはおよそ 400~700 種類の細菌が住んでいて、普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。
この歯垢 1mg の中には約 1~10 億個の細菌が住みついていると言われ、むし歯や歯周病をひき起こします。その中でも歯周病をひき起こす細菌が多く存在しているとも言われています。歯垢は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。これはブラッシングだけでは取り除くことができません。この歯石の中や周囲に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けていくため、これらの細菌をコントロールしていくことが重要になります。
『歯周病と全身疾患』
ここで、最近わかってきた歯周病と全身疾患(心臓疾患・脳血管疾患、糖尿病、妊娠・低体重児出産、動脈硬化、脳梗塞など)の関連について述べたいと思います。
細菌が体内に進入することを菌血症といいます。一過性の菌血症は、抜歯、スケーリング(歯石とり)などの歯科治療だけでなく、咀嚼運動やブラッシングによっても引き起こされることが報告されています。
歯は硬組織が体の中と外を貫いている器官で、その硬組織と軟組織をつなぐ境界が歯肉です。歯肉と歯との間の溝を歯周ポケットといい、そこには常に細菌が常在しており、炎症を起こすと歯肉の上皮組織の断裂が起き、容易に細菌が侵入してきます。その細菌が血流にのり、全身にまわって各臓器に定着すると何らかの全身疾患が引き起こされる場合があります。
健康な方では、免疫機構により細菌は排除されますが、何らかの疾患をお持ちの方や、高齢者は抵抗力が弱く細菌を十分排除できずに定着してしまう恐れがあります。このようなことから、歯周病が様々な全身疾患との関連性があるといわれています。

『全身の健康に歯科が出来ること』
毎日の食生活を含めた生活習慣を見直し、歯周病を予防する事が、全身疾患を予防することにつながります。 お口の健康と共に全身も健康であれば、生活の質(QOL)を向上させることができます。私達は皆さんが笑顔でおいしくご飯が食べられ、より豊かな人生を歩んでいただくお手伝いができたら幸いです。3ヶ月に一度は歯科医院を受診し、生活習慣や口腔内のケアの見直しを行い、予防に繋げていきましょう!何かお困り事がある方は是非一度当院へご相談下さい
参考文献
日本臨床歯周病学会/歯周病について
https://www.jacp.net/perio/effect/
公益財団法人長寿科学振興財団/歯周病と全身疾患の関係
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/ha-kokushikkan/shishubyo-zenshinshikkan.html
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歯磨きだけで本当に大丈夫?歯周病予防
2023年02月27日

こんにちは!横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、「お口の健康」を通して「全身の健康」を維持することにこだわる歯科医院、アス横浜歯科クリニック歯科衛生士の小熊です。今回は、歯の健康を守るためのメンテナンスと予防の大切さについてお話していきたいと思います。
【歯周病とはどんな病気?】
歯周病とは細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で歯の周りの歯茎(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞して歯肉が炎症を起こして赤くなったり腫れたりします。これは、痛みなどの“自覚症状”がほとんどありません。さらに進行していくと膿が出る、歯が動揺するなどの症状が現れ、最後には歯が抜け落ちてしまいます。
【歯周病予防について】
歯周病予防の基本は歯垢・歯石が付かないようにする事です。それには毎日の正しい歯磨き(セルフケア)と、定期的な歯石除去(プロフェッショナルケア)が必要です。
★プラーク・バイオフィルム
歯周病を起こす原因はプラーク(歯垢)です。プラークの正体は細菌の集合体で、細菌は時間の経過とともにバイオフィルムという菌の膜を作っていきます。バイオフィルムは水などでは簡単には落とせないという特徴があるので菌を巻き込んでさらに強固な塊となっていきます。強固なバイオフィルムは一般的なブラッシングでも取り除けない為、歯医者で専用器具を使用し除去してもらうしかありません。
★歯石
歯石とは取り残したプラークが固まって(石灰化)歯の表面にこびりついたものです。ざらざらしているのでバイオフィルムが形成、停滞しやすくなり虫歯や歯周病のリスクを高めます。歯石は自分で除去する事が出来ないでの定期的に歯医者で除去してもらう必要があります。また、再付着を予防する為に歯の表面をつるつるにする PMTC(プロフェッショナルケア)も有効です。
【歯周病の治療と種類】
残念ながら歯周病になってしまった場合は、次の様な治療を行います。
★歯磨き指導(セルフケアチェック)
歯磨きは歯周病治療の基本です。歯磨きをしない人はいないと思いますが、正しく磨ける人は意外に少ないものです。汚れに対してブラシが当たらなければプラークは取れません。ご自身に合った清掃用具や、使用方法、磨き残しの確認などを行います。
★歯石除去
歯科医師や歯科衛生士が歯に付着したプラークや歯石を取り除くことを“スケーリング”
といいます。スケーリングでは手用のハンドスケーラーや超音波スケーラーと呼ばれる専
用の器具を用いて歯石を除去していきます。それぞれ用途や部位によって使い分けられます。歯茎の中に歯石が付着している場合は必要に応じて汚染された歯根面を滑沢にする“ルートプレーニング”と呼ばれる処置をしていきます。
★歯周外科(フラップ手術)
スケーリングやルートプレーニング、プラークコントロールなどの基本治療を行った後、
歯肉の状態などを確認します。歯肉の改善が見られない場合は“フラップ手術(歯肉剥離掻
爬手術)”という外科処置が行われる事もあります
★THP(トータルヘルスプログラム)
THP とは歯周病のオーダーメイドプログラムです。歯周病やむし歯の原因の“菌”に着目、
根本からの改善を目的とし、患者さん一人一人に合わせて内容を決定します。治療だけでなく再発予防を目指し、お口の健康を通して全身の健康、さらには健康寿命を延ばすことを目的とする治療法です。
★その他
・詰め物、かぶせ物のやり替え
修復物の適合が悪いと細菌が溜まり炎症が起きやすくなるのでやり替えをする場合があります。
・咬合調整(かみ合わせ調整)
かみ合わせが悪いと、咬合性外傷となる事があり、この状態が長期的に存在すると歯周病が急速に進行してしまう可能性考えられます。
終わりに歯科衛生士として何より伝えたいのは「何歳になっても自分の歯で食事が出来る」ことの素晴らしさです。もしかしたら「年を取れば誰でも自然に歯が抜けてしまうのは仕方ない」というお考えの方もいるかもしれません。しかし事実は違います。若い頃から歯科医院で定期的にメンテナンスを受けていれば多くの歯を残すことが可能となるのです。歯を失う事の辛さは実際に失った方でないと分かりませんが、事実“生活の質”は落ちてしまいます。快適な生活を送る為にも“痛くなる前に”歯の健康の重要性を理解し、歯間ブラシなどを含む日々の正しいケア(セルフケア)と定期的なメンテナンス(プロフェッショナルケア)を生活習慣の 1 つに組み込むことを強くお勧めします。
当院ではお口や歯の状態を改善させ良くなった状態を生涯維持、再発させないプログラム
があります。むし歯や歯周病の治療をしても再発してしまい、何度も歯科医院に通われている方、何かお困りの事等ある方はいつでもご相談ください。
参考文献
e-ヘルスネット(厚生労働省)|歯周病と予防
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-03-006.html
歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク 8020|歯周病の原因
https://www.jda.or.jp/park/trouble/index.html#1
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