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要注意!子供の口呼吸の原因と影響

2023年08月21日

横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、『マイナス 1 才から 100 才まで歯を守る』歯科医院アス横浜歯科クリニックの歯科衛生士の荒木です。今回は口呼吸の原因と影響についてお話していきます。
普段、何気なく過ごしている時にお子さんの口がポカンと開いていること、ありませんか?人は通常、鼻呼吸をしていますが、実は口呼吸をしているお子さんはとても多いのです。ポカンと口を開けていたら口呼吸の可能性が大。口を閉じて 1 分間鼻呼吸をし、「息が苦しい」と訴えたら口呼吸を疑いましょう。

子どもの口呼吸には、以下のようなさまざまな原因があります。
《口呼吸の原因》
◆ 楽に吸える哺乳瓶の使用
◆ 噛む回数が少ない、やわらかいものばかり食べている
◆ 発声、会話の少なさ(メール文化)
◆ 口遊び(口笛など)の減少
◆風邪やアレルギー性鼻炎に伴う鼻づまり
風邪やアレルギー性鼻炎などが原因で、鼻がつまっていて鼻呼吸がしづらいために一時的
に口呼吸になることがあります。特にアレルギー性鼻炎は慢性化してしまうと、それが癖になり、口呼吸が習慣になることもあります。

 

◆歯並びやあごなどの口周りの形
歯並びや顎の発達、口周りの形が原因で結果的に口呼吸になってしまうケースもあります。
例えば、上顎前突(出っ歯)の場合は唇が閉まりにくいため、口呼吸になりやすいです。
また、もともと上あごの幅が狭くて舌を上げるスペースがないため、口が自然に開いてしまうケースもあります。

◆扁桃肥大(へんとうひだい)
扁桃肥大とは、のどにある口蓋扁桃(扁桃腺)と呼ばれるリンパ組織が通常よりも大きくなった状態のことです。扁桃肥大の子どもは、鼻から空気が流れ込みにくいので、その結果、口呼吸になりやすくなってしまいます。舌の位置や動きにも影響がある場合は扁桃腺の切除を検討しますが、扁桃肥大は 10 歳から 12 歳ごろがピークで、それ以降はだんだん小さくなるため、多くの場合は経過を見守ります。これらの原因が重なることで、口周りの機能が正しく発達せず、その 1 つの症状として口呼吸になってしまうことがあります。また、口呼吸は歯や顎の発育に影響がある以外にも、全身の健康に悪影響があり、さまざまな支障をきたすリスクがあるので、早期の改善が必要です。

《口呼吸は歯並びや口臭など…体に悪影響?》
◆ 歯並びが悪くなる
空気を通すために口を開いていることで、舌が正常な位置から外れます。
唇・頬の筋力が鍛えられずに歯列を内側へ抑える力が不足することなども重なり、歯並びの悪化を招きます。

◆ 口臭がしやすい
口腔の乾燥、また乾燥に伴う唾液量の減少によって細菌が繁殖しやすい環境となり、口臭が強くなることがあります。

◆ 虫歯・歯周病になりやすい
口臭と同様の理由により、虫歯や歯周病(歯肉炎)のリスクが高まります。歯並びが乱れると、汚れが溜まりやすく磨きにくくなるため、そのリスクはさらに高くなります。

◆ 風邪をひきやすい
鼻呼吸の場合、鼻毛や鼻水がフィルターの役割をして、ウイルス・細菌の侵入を一定程度防ぐことができます。
一方口呼吸の場合、ウイルス・細菌の侵入を防ぐ機能が備わっていないため、風邪をひいたり、感染症にかかったりするリスクが高くなります。

◆ アレルギーになりやすい
鼻毛・鼻水は、アレルゲン(花粉・埃・真菌など)の侵入を防いでくれますが、口ではそのような機能が期待できず、アレルギーのリスクが高くなると言えます。

◆ いびき・睡眠時無呼吸症候群のリスク  日中に口呼吸のお子さんは、睡眠中も口呼吸をしています。舌が正しい位置に収まらず、下顎が後方へと下がることなどから、睡眠時無呼吸症候群の原因になることがあります。またそれに伴い、いびきをかくことがあります。

◆ 太りやすい体質になる
意外に思われるかもしれませんが、口呼吸は 1 回あたりの呼吸で取り込む酸素の量においても、鼻呼吸より劣ります。酸素が十分に供給されないことで代謝が落ちると、肥満の原因
になります。その他、集中力の低下なども懸念されます。

◆ 顔貌が悪くなる
口呼吸をしていると、頬、口周りの筋肉が弛緩した状態が続きます。そのため、顔貌へ悪影響を及ぼすことがあります。日本の子供の 8 割が口呼吸になっているとまで言われる事があり、口呼吸は身体にさまざまな影響を及ぼします。また、お口のまわりの筋肉は、表情をつくる上でも大切な筋肉です。お口の周りの筋力が弱いと、笑顔も不自然なものになってしまいます。つまり、口腔機能発達不全症は、感染症のリスク、全身症状のリスクとともに、笑顔を奪ってしまうリスクもあるのです。心身ともに健康を手に入れる為に大人も子供も鼻呼吸の習慣を手にしていきましょう!

当院はお口の中を拝見し、適切な診査診断をすることで、今後お口の中がどのように変化していくか、そしてその変化は適切なものかを予測していきます。何か気になることがあればお気軽にお問い合わせください。

 

参考文献
◎ライオン歯科研究所|育児と乳歯の情報サイト
https://www.lion-dent-health.or.jp/mama-anone/baby-teeth/article/teeth-mouth-
breathing-22.htm
◎デンタルハイジーン 2023 年 7 月 p700
口腔機能発達不全症②「ポカン口」はなぜいけないの? | ナオミ通信 | 8020 推進財団

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