やらなきゃ損!?口臭予防に欠かせない舌のケアとは??
2022年04月29日
こんにちは横浜市の井土ヶ谷駅駅前にある、口臭治療に力を入れているアス横浜歯科クリニック、
歯科衛生士の小熊です。
皆さんは自分の口臭について気になった事はありますか?
健康な人の口臭(生理的口臭)は、舌についた白っぽい汚れの舌苔(ぜったい)が主な原因といわれています。この事から口臭の予防・改善には歯磨きに加え、舌の清掃が推奨されています。
『舌ケアのメリット』
1.口臭の改善と予防
2.間接的な歯周病、虫歯予防
3.誤嚥性肺炎の予防、口腔内機能の維持向上
お口の中の全体的な菌の数をコントロールする事で大きなメリットが沢山あります!
『歯磨きだけしてれば大丈夫!?』
お口の中の細菌が付着する場所の割合は、歯が 25%に対して舌や咽頭などの粘膜が 75%で
す。歯の表面のプラーク(歯垢)を歯ブラシや歯間ブラシ等で完璧に除去出来たとしても
25%しか綺麗にならないのです。その為舌ケアや洗口(マウスウオッシュ)を行い口腔全体
のケアに取り組みましょう!
『舌苔は細菌のかたまり』
舌苔は細菌自体の食べかすや、はがれた粘膜に含まれるタンパク質などを細菌が分解して
舌表面に着いた白いかたまりです。これが口臭(揮発性硫黄化合物)をつくります。
ですから、口臭の元になる舌苔を取り除くことは効果的と考えられます。舌苔は舌ブラシで取ることができます。
付着には個人差があり、咀嚼、嚥下、舌の運動や唾液の分泌量、体調とも大きく関係します。
『舌磨き!のポイント 5 選』
1.舌みがきは1日1回が目安。朝がおすすめ
2.専用の舌ブラシを使う
3.ブラシを動かす方向は「舌の奥から手前」
4.強い力でみがかない
5.嘔吐反射を防ぐには舌は思いっきり前に出す
朝は舌苔の付着量が多いので毎朝行うことが有効です。専用の舌ブラシで、舌の奥から手前に軽い力で動かして掃除します。器具を喉の奥に入れるのではなく、舌を思いっきり前に出して行うと嘔吐反射を防ぐことができます。間違ったやり方は逆効果で、更に口臭を生む可能性もあります。正しいやり方でケアをしましょう。
アス横浜歯科クリニックではその方に合った歯ブラシや舌ブラシを処方させて頂きます!
是非一度試して違いを実感して頂きたいです!
『まとめ』
口臭の原因は複数あります。
お口の状態を把握し、正しくケアしていく事が大切です。
口臭は歯周病やその他の疾患の可能性も考えられます。アス横浜歯科では専用の口臭測定器を用いて“口臭検査”を行うことで、原因を特定した上で治療を選択出来ます。原因や解決方法もわからず、誰にも相談できず悩まれているのではないでしょうか?是非一度ご相談下さい。
参考文献
大森みさき, 舌苔を認める者の口臭抑制に対する舌清掃の効果について,日本歯周病学会会
誌,j-stage, 2005,47 巻 1 号 p. 36-43
https://www.jstage.jst.go.jp/article/perio/47/1/47_1_36/_article/-char/ja/
(参照 2022.03.15)
口からはじまる全身の健康-歯周病予防と口の筋トレで健康長寿-,一般財団法人,日本口腔保
健協会,2018.08,p.17-21 (参照 2022.03.15)
https://jfohp.or.jp/info/2020/6062