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8020 って知ってる? 健康寿命について~予防歯科の重要性~

2024年11月24日

こんにちは。横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、『マイナス 2 才から 100 才まで歯を守る』歯科医院アス横浜歯科クリニックの歯科衛生士の佐藤です。
みなさんは予防歯科ときいて何を思い浮かべますか?予防歯科と聞くと、虫歯予防や歯周病予防をイメージする方が多いと思います。
実は予防歯科の範囲は、虫歯予防や歯周病予防だけにとどまらず、歯並びや生活習慣を改善する事も含まれます。それにより糖尿病や肺炎などの全身疾患の予防にも繋がっていきます。そのため、お口や身体を守る為にはすべての方が同じ事を行うのではなく、年齢やライフステージに合わせた対応が大切です。今回はライフステージに合わせた予防歯科の取り組みについてお話しします。

🟢ライフステージに合わせた口腔ケア
【乳幼児期(~5歳)】
生後 6 ヶ月から 8 ヶ月頃に乳歯が生え始めます。乳児期前半半ばに乳臼歯が萌出し始め、
3 歳ごろに乳歯列が完成し、乳歯虫歯の発生がしやすい時期となります。乳歯の虫歯が永久歯に影響を与えることもあるため、虫歯になってもいいという考えはしてはいけません。
①よく噛むこと
よく噛んで食べることを意識して、習慣を付けましょう。よく噛むことは、歯を強くし、顎を育てます。また、脳の発達にも重要です。よく噛むことを自然に引き出すような、食事の大きさ、歯触りを体験させるための、食材の選択や調理法の工夫が必要となります。

②間食
おやつは、砂糖ではなくキシリトールなどの非虫歯性甘味料を使ったキャンディーやチューインガム、スナック菓子にするなど、糖分をコントロールすることが大切です。もしチョコレートやキャラメルなど糖分の多いものや粘着力の高いものを食べたのなら、必ず歯磨きをしましょう。
③フッ化物
フッ化物は、歯のエナメル質を強くし、酸に溶けにくい性質にするので、虫歯予防に効果的です。虫歯になりやすいのは歯が萌出してから 2 から 3 年の間であると言われています。ですから、萌出直後からフッ化物を使用することが望ましいです。継続的なセルフケアとしてフッ化物配合の歯磨き粉をお勧めします。
④仕上げ磨き
朝食後や就寝前の自分自身で行う歯磨き習慣を身に付けるとともに、磨き残しがないよう必ず保護者が仕上げ磨きを行いましょう。歯磨きを嫌がることなく、痛みなどを感じさせないようにすることが大切です。よく褒めて楽しい歯磨き時間にしましょう。
(方法)
寝かせ磨きがおすすめです。頭を固定しながら磨くことができるのでとっても安心です。
前歯を磨く際は、人差し指を上唇に当ててカバーしながら磨きます。奥歯を磨く際は、指で優しく頬を横に広げて、歯ブラシの先端で優しく磨きます。

学齢期【6~17 歳】
乳歯から永久歯への生え変わりの時期です。14 歳までには親知らず以外の永久歯が生え揃います。その間、乳歯とう永久歯が混在するので、一時的に大きさや形、並びが悪くなり歯磨きが難しくなります。また、歯肉に炎症がある人が、この時期から徐々に増えていくので注意が必要です。
①糖分の摂取
部活など運動をする時に、スポーツドリンクを飲んでいませんか?スポーツドリンクには糖分が多く入っており、虫歯の原因のひとつになります。くれぐれも飲み過ぎには注意をしましょう。
②生活習慣

生活リズムが乱れる時期です。その乱れから不適切な習慣(朝食の欠食、夕食の遅延、睡眠不足、ストレスなど)が積み重なり、生活習慣病の低年齢化が問題となっています。歯と口の役割と噛むことの大切さを自ら学習しながら、規則正しい食事を習慣化し、予防をしましょう。
③デンタルフロスの使用
この時期からは、フッ化物配合の歯磨き粉や洗口液の使用だけではなく、デンタルフロスを使うことが虫歯の予防に有効です。歯ブラシだけでは届かない清掃困難な歯と歯の隙間が狭い部分まで綺麗にしましょう。

成人期【18~64 歳】
就職、結婚、出産、育児などを経て、生活環境が大きく変化することで、多忙になり、生活習慣が不規則になってくる時期です。そのため、自分の歯やお口に対する自己管理が疎かになりやすいです。
①歯周病
歯周病のリスクが増大します。歯周病になると歯茎が腫れ、出血し、口臭もひどくなります。さらに重度になると歯が抜けてしまいます。歯周病の発症、進行は、歯を失うリスクと直結していることがわかりますね。歯周病は生活習慣病のひとつであり、糖尿病、心疾患、脳梗塞など全身の健康に悪影響を及ぼす、大変恐ろしい病気です。
毎日の歯磨きと同時に歯肉のマッサージをして歯周病発症当初は、本人の自覚症状も乏しいです。日常的なセルフケアに加えて、歯科への定期的な受診を行うことが早期発見、早期治療につながります。
②歯間ブラシ
歯磨きとともに、デンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。歯間ブラシもデンタルフロス同様、歯ブラシだけでは届かない清掃困難な歯と歯の隙間が大きい部分に使用します。隙間のサイズに合ったブラシを選ぶことでより清掃効率がよりアップします。

高齢期
厚生労働省は 2013 年より「健康日本 21(第 2次)」の基本的方針に「健康寿命の延伸」をあげています。健康寿命とは健康上の問題で日常生活に制限のない期間のことです。簡単に言えば、継続的な介護や支援を必要としないで日常生活を送れることを言います。超高齢化社会の日本において、お口の中の機能の些細な変化や衰えを放置しないで、適切な対応をすることが重要となります。
①誤嚥性肺炎
身体の機能が低下するとともに、歯の喪失や噛む力など口腔機能が低下していく時期です。機能が低下すると、むせや咳、誤嚥が起こりやすくなり、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。誤嚥性肺炎とは、細菌が、唾液や食べ物と一緒に気管に入り込んでしまうことで発生する疾患です。飲み込む力を鍛えることはもちろんのこと、歯ブラシによる歯磨きだけではなく、舌ブラシなどによる舌の清掃などのセルフケアにより、お口の中をより清潔に保つことも大切です。また、入れ歯にも汚れや細菌が溜まりやすいです。入れ歯の溝や歯茎の代わりになるピンク色の部分、入れ歯の裏側や支えている留め金もしっかりと磨きましょう。残っている歯と入れ歯のケアを正しく行いましょう。

8020 運動という取り組みを知っていますか?「80歳になっても20本以上自分の歯を保
とう」20 本以上の歯があれば食生活に満足することができると言われています。お口の中
の状態、些細な変化は見逃しやすく、自分では気づくのが難しいです。個々のライフステージに合った日常のセルフケアもとっても重要ですが、負の連鎖が生じる前に、定期的に歯やお口の中の状態を診てもらうことも、健康長寿の実現には欠かせないです。
生涯、自分の歯で楽しくお食事ができる、とっても素敵なお口の中を目指しませんか??

虫歯や歯周病になることは仕方ないこと。年齢を重ねると歯がなくなってしまうのは当然のこと。このようにお考えの方は非常に多くいらっしゃいます。ですが、この認識は誤っています。高齢になってもご自身の歯を維持できるように、正しい知識と技術を身につけていきましょう。長寿ではなく健康長寿を目指しましょう。いつまでも美味しく食事ができて、楽しくお喋りできるようにお口の健康を維持していくことがとても大切です。
治療を繰り返し何度も歯科医院に通われているアス横浜歯科クリニックへご相談ください。

 

●参考文献
東京都保険医療局
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/iryo/iryo_hoken/shikahoken/pamphlet/lifestaged
ouga.html

8020 推進財団
https://www.8020zaidan.or.jp/achieve/future.html
最新歯科衛生士教本 「歯科予防処置論・歯科保健指導論」 (医歯薬出版)

ページを見る

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