子供の歯並びが心配…矯正を始めるタイミングが違う理由とは?
2022年03月31日
こんにちは!!
横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、患者さんそれぞれにあったオーダーメイド治療をご提案する歯科医院、アス横浜歯科クリニックの歯科医師阿部です。
お父さん、お母さん、しっかりとお子さんのお口をみたことがありますか??「歯並びがガタガタしている」、「上下の歯が反対にかんでいる」、「いつもお口がポカンとあいている」等、気づいたことがあるかもしれません。
本日はお子さんのお口の成長や歯並びついて簡単にお話をします。
〇歯並びに影響するポイント
① 顎の大きさ(歯の生える土台の大きさ)
② 歯の大きさ(上下それぞれ 14 本の大きさ)
③ 唇、舌の正しい位置(歯は唇と舌に押されてきれいなアーチ状に並びます)
〇お口の成長
① 顎の成長 → 上顎は 10 歳くらいに完成 下顎は 10 歳から 14 歳にかけて成長
② 乳歯のかみ合わせの完成→ 8 か月~3 歳
③ 永久歯への生え変わり → 6 歳~12 歳
⚫︎結論(矯正治療を開始する時期)
① 3歳~(乳歯がそろう時期)
② 6~8歳前~(前歯の 2 番目までがそろう時期)
③ 12 歳以上~(永久歯が生えそろう時期)
⚫︎その理由とは?
① 3 歳~ → 口呼吸や舌を突き出すような癖がある場合
悪い癖の改善、正しい鼻呼吸を習得し、正常な顎の成長や歯並びを目指す
② 6~8 歳 → 顎の成長を調整しながら正常な歯並びを目指す
③ 12 歳~ → 上顎の成長が完了しているので永久歯が並びきらない場合、抜歯をして
歯列矯正を行う場合がある
〇矯正のメリット
① 力のコントロール → 正常なかみ合わせで歯が割れたり削れたりしにくい
② セルフケアが容易 → 清掃を容易にし、むし歯や歯周病になりにくい
③ 悪い癖の改善 → 口呼吸改善で睡眠時無呼吸症候群や鼻疾患の予防、質のいい睡眠の確保
舌癖の改善で消化の向上
④ 審美の改善 → 歯並びがきれいだと心理的にも自信をもてる
〇矯正のデメリット
① 期間 → 1 日では終わらず成長に合わせて長期で治療が必要
② 金額 → 自由診療でのみ治療が可能
③ 痛み → 歯を動かし始めると場合によっては痛みがでる
④ 協力 → お子さんそれから保護者の協力が得られないと治療ができない場合がある
〇まとめ
歯並びの改善は見た目の改善だけでなく、お口や体、心の健康を守る事にも繋がります。
私たちアス横浜歯科クリニックは皆さんの健康を応援しております!
歯並びが悪いことにより、大人になってから虫歯や歯周病、それに伴い起こってしまう歯の欠損等で大きな治療が必要になってくることがあります。どんなに精度の高い治療をしても、健康なご自身の歯に勝るものはありません!
当院は小児矯正だけでなく、成人矯正、マウスピース矯正なども行っていますので、歯並びの事で何か一つでもご不安がありましたら是非一度ご来院してご相談ください!
引用文献
・日本臨床矯正歯科医会
・歯科矯正治療開始のタイミング-早期矯正治療は有効?-
西浦ら
・閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対する口腔内装置治療の有用性に関する検討
内田ら