妊婦さんの歯科検診はなぜ必要?いつ行くべき?
2022年12月26日
横浜市南区井土ヶ谷駅前にある『マイナス 1 才から 100 才まで歯を守る』歯科医院アス横浜歯科クリニックの歯科助手、二宮です。
今回は妊婦さんの歯科検診についてお話します。
結論から言って、妊娠中にも歯科検診を受けることをオススメします!
妊婦さんはホルモンバランスなど身体のさまざまな変化の影響で、口内環境が悪くなりがちです。
また、虫歯菌や歯周病菌が体内に入り込むと、早産などのリスクが高まるとも言われています。
・なぜ妊娠中の歯科検診が必要なの?
・受診時期は?
妊娠するとホルモンバランスの変化やつわりによる歯みがき不足などが原因で、歯肉が腫れやすくなったり、虫歯になりやすい状態になります。
重度の歯周病により、早産・低体重出産の頻度が高まる可能性も報告されており、ママのお口の中の健康状態が、生まれてくる赤ちゃんに大きく影響します。
これからママになる皆さん、できるだけ妊娠 12 週~27 週頃に歯科検診を受けましょう!
・妊娠中の口腔内の特徴
妊娠中はホルモンが急激に増加することで歯周病細菌が増殖しやすくなったり、唾液の粘性が高まって口内の自浄性が低下することで歯肉の炎症や出血が起こりやすくなります。
※こんな時は要注意!!
【主な症状】
・色が赤くなっている
・ブヨブヨと腫れている
・歯と歯の間の歯茎が丸く腫れている
・歯を磨いた時に出血しやすい
・唾液が粘っこい感じがする
・気分が悪く歯みがきできない
・食事回数が増えて、歯垢が溜まりやすく感じる、当てはまる方がいたら受診しましょう!!
【よくある Q&A】
Q つわりがひどくて歯みがきがつらいです。何か良い方法はありますか?
➡体調が良い時にリラックスして無理をせず磨けるところからお手入れしてみましょう。
お風呂場で磨くのも良いですし、歯ブラシは小さめのヘッドのものやタフトブラシが使いやすいかもしれません。
歯磨剤の香味も気になってしまうこともあるので、付けずに磨いたり香りのキツくないものを選ぶと良いでしょう。
Q 治療の必要な虫歯があります。妊娠中の歯科治療はしても大丈夫でしょうか?
➡安定期(16 週~27 週)であれば通常の歯科治療は可能です。
妊娠初期は、母体の負担が大きいこともあり応急処置のみにしましょう。
妊娠後期も体調に合わせ緊急性がない場合は産後に治療することも考えましょう。
Q 妊娠中ですが虫歯が痛みます。市販の痛み止めを飲んでも大丈夫でしょうか?
➡市販の痛み止めの中には、妊婦さんが飲むのを控えた方が良い種類の物も含まれていす。
特に妊娠初期や末期は注意が必要です。独断で判断せずに、歯科医師や産婦人科の先生にどのお薬なら影響がないかを確認してから服用してください。
Q ついついお腹が空いてしまいダラダラと間食をしてしまいがちです。お口への影響もありますか?
➡妊娠後期は特に、赤ちゃんに栄養をたくさん送ろうとするため、食べても食べてもお腹が空き、ついダラダラ食いをしてしまうことも多いはずです。
食事回数が多かったり、ダラダラ食べてしまうと、お口の中の自浄作用や唾液の作用が低下してしまい、虫歯ができやすい環境になってしまいます。
そんな時はキシリトール 100%のガムを噛んだり、こまめに歯みがきをしたりお口の環境を整えるように意識していきましょう。
妊娠中に歯科検診を受けることは生まれてくる赤ちゃんのためにも大切な事です。この機会にぜひ、ご家族でかかりつけの歯医者さんを見つけてはいかがでしょうか?
当院は『最愛の人を紹介したい医院』を目指して日々診療しております。何かお困り事等があればいつでもご相談ください。
参考文献
・Q&A
https://yda-
yokohama.net/%E5%A6%8A%E5%A9%A6%E3%81%95%E3%82%93q%EF%BC%86a
・日本歯科医師会
妊婦歯科健診を受けましょう!!~横浜市歯科医師会がサポートします~ | 教えて!めばえちゃん 子供の歯の応援室
・横浜市
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-
kyoiku/oyakokenko/shido/kenshin/ninpushika.html