健康寿命を伸ばす為には?オーラルフレイルについて
2022年05月25日
横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある「痛い、噛めない、自分の歯の様に噛みたい!」そんな方に寄り添う歯科医院、アス横浜歯科クリニック受付の新田です。
今回は『オーラルフレイル』についてお話しします。突然ですが、こんな症状はありませんか?
①人と会うことや外出を避けてしまう
②口をあけて笑えない、食べられない、話せない
③噛めない、美味しくない、食事が面倒
④軟らかいものばかり食べてしまう
⑤食事のバランスが悪くなった
当てはまる項目が多いと「オーラルフレイル(口の機能の低下)」の可能性があります。
【フレイルとは?】
フレイルとは高齢になって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下(虚弱)した状態を言います。早めに発見して適切な対応を行うことにより改善できる状態です。
【オーラルフレイルとは?】
オーラルフレイルとは口腔機能(オーラル)の衰え(虚弱)が、全身の老化(フレイル)につながるという考え方です。そして、口に関する“ささいな衰え”が軽視されないように、口の機能低下、食べる機能の障害、さらには、心身の機能低下までつながる“負の連鎖”に警鐘を鳴らした概念です。
負の連鎖とは…
・噛めない
・柔らかい物を食べる
・噛む機能の低下
「口の衰え」は身体的、精神的、社会的な健康と大きな関わりを持っているのです。
【オーラルフレイルの段階と進行】
オーラルフレイルはいくつかの段階を踏んで進行していきます。
〇口腔機能への関心が低下
〇むし歯や歯周病などによる痛み、歯の喪失
〇口腔機能の低下、会話や食事に不具合
〇食欲の低下、日常の活動範囲縮小
噛む力や舌の筋力が衰えれば、食べる量も低下して、低栄養の状態になります。会話が減れば社会的に孤立していきます。さらに機能が低下すると、咀嚼や嚥下に障害が起こり、要介護の状態になってしまうこともあるのです。
【健康寿命(フレイル予防)の為に出来ること】
①かかりつけ歯科医を持ちましょう!
②口の”ささいな衰え”に気をつけましょう!
③バランスの取れた食事をとりましょう!
1 番大事な事は、健康寿命を伸ばす事です。
かかりつけ医院を持ち、美味しくものを食べ、いつまでも元気でいられる様にしましょう!
●まとめ
治療を終えお口の中が健康になったら、お口の健康維持のための「メンテナンス」に通っていただく。そして、笑顔で帰っていただく。これが私たちの目指す歯科医院です。
「お口の健康を必ず維持させる」「残っている健康な歯を絶対に失わせない」という強い想いを持っています。また、アス横浜歯科クリニックでは歯を失ったとしても「生涯にわたって自分の歯の様に噛める」と言う事にこだわっています。納得して自身に合った治療法の選択が出来る様に多様なプランを用意していますので、お困り事がございましたら、お気軽にご相談下さい。
●参考文献
歯 科 診 療 所 に お け る オ ー ラ ル フ レ イ ル 対 応 マ ニ ュ ア ル 2019 年 版
https://www.jda.or.jp/dentist/oral_flail/pdf/manual_sec_01.pdf , (参照 2022.04.20)
オーラルフレイルって何?今日から始める口腔ケア,一般社団法人日本訪問歯科協会,
https://www.houmonshika.org/oralcare/c141/, (参照 2022.04.20)