【歯列矯正に関する調査】9割以上が透明で目立たず着脱できるマウスピース矯正を魅力的と回答!気になるポイントとは 歯並びの改善のために矯正治療を検討する方が半数以上
2025年05月9日
医療法人社団 聖礼会 アス横浜歯科クリニック(所在地:神奈川県横浜市、理事長:丹谷 聖一)は矯正治療を検討している方を対象に「歯列矯正」に関する調査を実施しました。
美しい笑顔や健康な歯並びのために「矯正治療」を始める際には、さまざまな選択肢があります。
費用、治療期間、痛みなど、矯正治療を検討する際に気になる点は多岐にわたり、どの方法を選ぶべきか迷うことも少なくありません。
最近では、透明で目立ちにくく、必要に応じて取り外すことができるマウスピース矯正も注目を集めています。
この治療法は従来の矯正治療と比べて視覚的に目立たず、生活における制約も少ないといわれていますが、正確な情報が伝わっていないことがあり、誤解している方もいるでしょう。
そこで今回、医療法人社団 聖礼会(https://www.seireikai-aligner.com/)は、特に矯正治療を検討している方を対象に「歯列矯正」に関する調査を実施しました。
調査概要:「歯列矯正」に関する調査
【調査期間】2024年7月1日(月)~ 2024年7月2日(火)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,007人
【調査対象】調査回答時に矯正を検討していると回答したモニター
【調査元】医療法人社団 聖礼会(https://www.seireikai-aligner.com/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
半数以上が歯並びの改善のために矯正治療を検討!費用や治療期間に懸念があることが判明
はじめに、矯正治療を検討している理由についてうかがいました。

「現在、矯正治療を検討している理由を教えてください(単一回答)」と質問したところ、『歯並びを改善したい(51.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『噛み合わせを良くしたい(20.7%)』『見た目を美しくしたい(18.7%)』となりました。
歯並びの改善を理由としてあげている方が半数以上と、歯並びを重視されている方が多い傾向が示されました。また、噛み合わせや見た目の美しさを重視している方も一定数いることがうかがえます。
次に「矯正治療に関して情報を得る主な方法を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『インターネット(61.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『友人や家族からの情報(39.3%)』『歯科クリニックに相談する(34.9%)』となりました。
インターネットと回答した方が約6割と、直接誰かに話を聞くよりもインターネット上で幅広く情報を集めている方が多いことがうかがえます。

「矯正治療に対する懸念事項を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『費用(64.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『治療期間(39.6%)』『痛み(39.5%)』となりました。
続いて「矯正治療を始める前に何を知りたいですか?(複数回答可)」と質問したところ、『治療の全体的なコスト(57.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『治療にかかる時間(44.5%)』『期待される結果(41.5%)』となりました。
矯正治療について約6割の方が費用について懸念があり、矯正治療を始める前に全体的なコストを知りたいと思っていることが明らかになりました。同様に、治療期間に懸念がある方も約4割おり、始める前にかかる時間を知りたいと思っていることが示されました。
半数以上がマウスピース矯正を検討!治療前や治療中に丁寧なサポートがあれば安心できる
続いて、矯正する方法についてうかがいました。

「次のうち、どの矯正方法を知っていますか?(複数回答可)」と質問したところ、『マウスピース矯正(69.5%)』『表側矯正(54.6%)』『裏側矯正(42.2%)』『部分矯正(27.1%)』という結果になりました。
約7割の方がマウスピース矯正をあげ、他の方法に比べてよく知られていることが示されました。
「矯正治療を検討する際、どのようなサポートがあれば安心ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『矯正前後のシミュレーションが見られること(46.7%)』『定期的なフォローアップとチェック(46.1%)』『費用に関する透明性と支払いプランの選択肢(43.4%)』という結果となりました。
「矯正前後のシミュレーションが見られること」「定期的なフォローアップとチェック」をあげた方がそれぞれ約半数と、矯正治療を始める前や矯正治療中に丁寧に対応してもらえることがわかると、検討する際に安心できるようです。また、懸念している方が最も多かった費用についても、説明やプランの選択肢があると安心できると考えている方が一定数いることが明らかになりました。

「現状検討している矯正方法を教えてください(単一回答)」と質問したところ、『マウスピース矯正(54.3%)』『表側ワイヤー矯正(25.3%)』『裏側ワイヤー矯正(13.5%)』『部分矯正(6.9%)』という結果になりました。
半数以上の方がマウスピース矯正を検討しており、他の方法よりも注目されていることがうかがえます。
前述の質問で「表側ワイヤー矯正」「裏側ワイヤー矯正」「部分矯正」を検討していると回答した方に「検討している矯正方法を選んだ理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『確実性があると思ったから(39.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『マウスピースの取り外しが面倒(34.1%)』『歯科医の推薦(28.3%)』となりました。
マウスピース矯正は装着時間を守らないと治療の効果が出ないため、他の矯正方法の方が確実性があると思った方が多いのかもしれません。また、マウスピースの着脱を億劫だと考える方も一定数いるようです。
では、マウスピース矯正を検討している方はどのような点をよいと思っているのでしょう。
前述の質問で「マウスピース矯正」を検討していると回答した方に、「マウスピース矯正を選択した理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『見た目が目立たない(59.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『取り外し可能(41.7%)』『矯正期間の短さ(29.4%)』となりました。
約6割の方が見た目が目立たないことを理由としてあげており、矯正治療中に矯正装置が見えてしまうことを気にしている方が多い傾向が示されました。別の矯正方法を検討している理由としてあげられたマウスピースの着脱について、よい点だと捉えている方も約4割いることが示されました。また、約3割の方が治療期間が他の治療と比べて短いことをあげており、矯正治療にかかる時間を重視している方もいることがうかがえます。
マウスピース矯正を魅力的と思う方は9割を超える結果に!
最後に、マウスピースのイメージについてうかがいました。

矯正治療を検討している方全員に、「透明で目立ちにくく、必要に応じて取り外せるマウスピース矯正についてどう思いますか?(単一回答)」と質問したところ、『とても魅力的だと思う(47.5%)』『やや魅力的だと思う(44.9%)』『あまり魅力的と思わない(6.7%)』『まったく魅力的と思わない(0.9%)』という結果となりました。
「とても魅力的だと思う」と「やや魅力的だと思う」を合わせると、9割以上の方が透明で目立ちにくく、着脱できるマウスピース矯正を魅力的だと思っていることが明らかになりました。
まとめ:費用や期間の懸念を払拭する!?オーダーメイドの矯正治療とは
今回の調査結果で、矯正治療を検討する際に求めるサポートとして、矯正前後のシミュレーションが見られることを半数近くの方が支持し、事前にどのような歯ならびになるのかを正確に把握できることが安心に繋がるということが明らかになりました。半数以上の方がマウスピース矯正を検討しており、理由として透明で目立ちにくく、必要に応じて取り外せることがあげられ、約9割の方がマウスピース矯正が魅力的であると回答しました。
当院では、マウスピース矯正の種類も豊富に扱っていることにより、軽度な症例から専門性が必要な重度の症例まで幅広く対応が可能です。

世界シェアNo.1の「インビザライン矯正」

世界シェアNo.2の「クリアコレクト矯正」
そのため、「もっと費用を抑えたい」「1年間で出来る所まで治したい」「全部の歯ではなく、気になる部分だけを綺麗に整えたい」といった患者様がイメージされている「治療のゴール」に沿って経験豊富なドクターたちが専門知識をもとに3Dシュミレーションを行い、治療の経過イメージを共有いたしますので安心して治療を開始できます。
費用や期間など、あなたに合った「オーダーメイドのマウスピース矯正」を始めてみませんか?
聖礼会のマウスピース矯正が選ばれる理由
圧倒的なグループ症例数、年間340件以上。
当院では、世界シェアNo.1インビザライン
「ダイヤモンド・プロバイダー」として、
アライン・テクノロジー社より認定された矯正歯科医院となっています。
また、世界的に老舗アライナーメーカーである世界シェアNo.2「ストローマンジャパン社」より、圧倒的に症例数が多い歯科クリニックとして数少ない認定を受けております。
こちらは高グレードの認定であり、治療を提供する医師が高い技術力や実績を持っていることを示します。

患者さんの治療目的を基に、先を見据えた治療をすべての方へ「医療法人社団 聖礼会」
・医療法人社団 聖礼会 マウスピース矯正専用ページはこちら:https://www.seireikai-aligner.com/
今回の調査を実施した医療法人社団 聖礼会は、
・『アス横浜歯科クリニック』(https://www.us-shika.com/)
・『アス港北歯科クリニック』(https://www.us-kouhoku.com/)
・『二子玉川駅前 ニコ歯科・矯正歯科』(https://www.futako-tamagawa-dc.com/)
・『豊洲駅前 海のみえる歯科・矯正歯科』(https://www.toyosu-umi-dental.com/)
・『品川駅直結 リアン歯科・矯正歯科』(https://www.shinagawa-lien.com)
を運営しております。
医療法人社団 聖礼会では、患者さんの治療目的を基に、先を見据えた(クオリティ・オブ・ライフの向上、健康寿命の延伸)治療を、患者さんとともに考え提案いたします。

■医療法人社団 聖礼会 アス横浜歯科クリニック:http://www.us-shika.com/
■お問い合わせ先:usdc.hatsuse@gmail.com
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歯の詰め物が取れたらどうすればいいの?
2025年04月22日

こんにちは!横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、可能な限り「痛くない」「削りすぎない」「再発を防ぐ」事にこだわる歯科医院アス横浜歯科クリニック歯科衛生士會田です。
今回は「歯の詰め物が取れたらどうすればいいの?」というテーマでお話していきます。
歯の詰め物は、歯の機能や見た目において非常に重要な役割を果たしています。トラブルが発生した際には、正しい応急処置と迅速な対応が、さらなるトラブルを防ぐ鍵となります。むし歯の治療で歯を削った後は、何らかの材料により詰め物をして元通りに噛めるようにしていきますが、見た目には元通りに治っていても、詰め物はあくまで人工物ですので時間の経過や不適切な習慣などで取れることもあります。
○歯の詰め物が取れる原因
・二次カリエス
⇨ 詰め物・被せ物と歯の隙間から虫歯菌が入り込んで、虫歯(二次カリエス)ができ
る。詰め物・被せ物の下に虫歯ができると、外れやすくなります。
・セメントの経年劣化
⇨詰め物と歯を接着剤でつけます。しかし長年使っていると、詰め物と歯の間から唾液が侵入し、セメントが溶かされやすくなります。それにより接着効果が弱くなり外れてしまいます。
・噛み合わせの問題(歯ぎしり、食いしばり)
⇨強く噛み合わせが当たってしまうと、歯に負担がかかり詰め物が外れやすくなります。
その他、接着剤のセメントも噛む力により破壊され外れやすくなります。
○そのまま放置してしまうと起こりうる症状
1.虫歯の進行
2.知覚過敏
3.歯が欠ける、割れる
4.噛み合わせの異常
その為に詰め物、被せ物が取れてしまったら放置せず、すぐに歯科医院にご連絡ください。その際、取れた詰め物は保管して持ってきましょう。場合によっては再度接着することが可能です。
○詰め物の説明について
・詰め物「インレー」
虫歯治療で削った所にはめ込む形の詰め物のことを言います。中でも歯の表面を大きく覆うようなものは「アンレー」とも呼ばれます。 虫歯を削った後の形にはめ込むための型取りが必要になるため 1 回の来院で治療を終えることができません。治療後は噛み合わせに合った綺麗な形の歯を取り戻すことができます。
[メタルインレー、セラミックインレー、ゴールドインレー]
『メタルインレー』
「銀歯」と呼ばれる詰め物です。銀や金・パラジウムなどを合わせた丈夫な合金で、保険適用の材質なため費用負担を抑えられます。 しかしながら、材質上たわみができないため隙間ができやすかったり傷がつきやすく、そこから 2 次的な虫歯を生じやすいという欠点があります。また、経年劣化で金属が溶け出すこともあり、金属アレルギーの原因になる場合もあります。
『セラミックインレー』
当院にて使用しているセラミックインレーは、e-max(二ケイ酸リチウムガラス)と呼ばれるセラミック素材で作られており、従来のセラミックインレーに使用されている素材より強度、耐久性に優れてることが証明されています。
噛み合わせの力が強い方や歯ぎしりの癖がある方などでも割れにくいと言われています。
そしてプラークの付着が抑えられる素材ですので二次カリエスも抑えることができ、虫歯の再発防止もできます。
審美性にも優れていて、金属を使用してない為、金属アレルギーの方にも適用ができる素材です。ただし、保険診療外になります。

○再発防止の為のケアや通院のアドバイス
詰め物が脱離することは歯科でよく見られる問題です。しかし、脱離を防止し、再発を予防するためには、日常的なケアが重要です。
まず、適切なブラッシングを行うことが大切なので、正しいブラッシングの方法を実践し、歯と詰め物の周りの汚れや食べカスをしっかりと除去してください。
また、歯間ブラシやフロスを使用して歯と詰め物の間の歯垢や食べカスを取り除くことも効果的です。特に、詰め物の周りの歯との接触部分は歯間ブラシを使用して清潔に保つようにしましょう。
そして、定期的な歯科医院でのメンテナンスも欠かせません。定期的な歯科検診やクリーニングによって、詰め物の状態を確認し、必要な修理や再補填を行うことができます。
日常的なケアが再発予防につながりますので、しっかりとケアを行い、歯と詰め物の健康を保つようにしましょう。
○終わりに
今回は歯の詰め物が取れてしまった際の対処法をお話しました。まずは放置せずにすぐに歯科医院へ連絡する事が重要性です。放置する事で更に悪化してしまう可能性が増えてしまいます。横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にあるアス横浜歯科クリニックでは、患者さん一人ひとりが安心して治療を受けていただける為の説明や環境作りを心がけております。もし困り事があればお早めにご連絡ください。
●参考文献
https://www.quint-j.co.jp/articles/series/14/267
QUINTESSENCE PUBLISHING
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【歯医者イメージ調査】約半数は「痛み」が怖く、8割以上の方が短期間での集中治療を望んでいることが判明。 無痛治療であれば費用がどれだけかかってもいいという方も
2025年04月10日
医療法人社団聖礼会 アス横浜歯科クリニック (所在地:神奈川県横浜市、理事長:丹谷 聖一)は歯科医院への通院経験がある30代~70代の方を対象に「歯医者と歯科治療に対するイメージ」に関する調査を実施しました。
なんとなく歯医者に行くのはイヤ、不安、怖い…などと感じる方もいるのではないでしょうか。
治療時の痛みや歯科医院の独特の雰囲気などから、歯医者に対してネガティブなイメージを抱く方は多いと言われています。
しかし、歯の治療は健康な生活を送る上で欠かせないもの。できるだけ不安や怖さを感じずに治療を受けたいものです。
そこで今回、医療法人社団聖礼会 アス横浜歯科クリニック (https://www.us-shika.com/)は歯科医院への通院経験がある30代~70代の方を対象に「歯医者と歯科治療に対するイメージ」に関する調査を実施しました。
調査概要:「歯医者と歯科治療に対するイメージ」に関する調査
【調査期間】2023年10月18日(水)~2023年10月19日(木)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査人数】1,017人
【調査対象】調査回答時に30代~70代で歯科医院への通院経験があると回答したモニター
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
● 歯医者に対するイメージを調査!特に怖い治療中の痛みとは
はじめに、歯医者に対するイメージ調査を行いました。

「歯医者に対して怖いイメージはありますか?(複数回答可)」と質問したところ、『歯を削る、抜くのが怖い(50.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『痛みが怖い(46.9%)』『特にない(28.6%)』『麻酔が怖い(23.0%)』と続きました。
歯を削るときや抜くときには痛みを感じることが多いですよね。
歯医者は痛いというイメージが強く、恐怖心がある方は多いのではないでしょうか。
そこで、治療時の痛みについて特に怖いものを伺いました。
■治療時の痛みについて、特に何が怖いなど詳しく教えて下さい
・歯を削る時に神経に当たるとき(30代/男性/福岡県)
・根の治療(30代/女性/北海道)
・麻酔の注射(30代/女性/愛知県)
・麻酔が効いていても痛みはあるので怖い(30代/女性/長野県)
これらの回答が寄せられました。
どの痛みも心当たりがある方が多いのではないでしょうか。
他にも、歯石を取るときの痛みが怖いという回答もありました。
● 通院中に不安を感じたことがある人は約6割!特に治療期間に不満がある人が多い

前述の調査で、歯医者は痛み伴うイメージがあり、恐怖心を持つ方が多いことがわかりました。
次に、歯医者への不安や不満について伺いました。
「歯科医院に通院することに対して、不安(不満)を感じたことはありますか?」と質問したところ、約6割の方が『ある(61.1%)』と回答しました。
具体的にはどのような不安や不満があったのでしょうか。
「どのようなことを感じましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『治療期間が長い(65.1%)』と回答した方が最も多く、ついで『金銭的負担が大きい(53.3%)』『治療時間が長い(32.5%)』『待ち時間が長い(28.5%)』『医師の対応がよくない(優しくない等)(19.8%)』『スタッフの対応がよくない(優しくない等)(2.1%)』と続きました。
治療期間の長さに不満がある方が多いことが明らかになりました。
一般的に、歯医者には治療のために何度も通わなければならず、そのために時間を調整するのが大変だと感じている方は少なくないでしょう。
● およそ8割が「短期間で集中的に治療したい」と回答。その理由とは?

前述の調査で、歯科治療期間の長さを負担に感じている方が多いことがわかりました。
そこで、短期間で集中的に治療したいという方の割合を調査しました。
「治療をするなら、短期間と長期間どちらがよいですか?」と質問したところ、およそ9割の方が『短期間で集中的に治療する(89.2%)』と回答しました。
短期間で集中的に治療したい理由を具体的に伺ってみましょう。
■短期間で集中的に治療したい理由とは…?
・通うのが面倒だから(30代/女性/東京都)
・時間がかかるとスケジュール管理が難しくなる(30代/男性/北海道)
・早く終わらせたい(30代/女性/岐阜県)
・仕事が忙しいから(50代/男性/宮崎県)
これらの回答が寄せられました。
また、通院の度に費用がかさむため、金銭的負担を軽減させるために短期間で治療を終わらせたいという回答も見られました。
● 治療が早く・無痛で終わるなら多少高くてもよいと回答したのは約2割
ここまでの調査で、歯科治療はできるだけ短期間に集中して行いたい方が非常に多いという結果が出ました。
そこで、短期間で治療が終わるのであれば、多少費用が高くても良いと考える方はどのくらいいるのか調査しました。

「短期間で治療が終わるなら、多少費用が高くても良いと思いますか?」と質問したところ、『良いと思う (17.7%)』と回答したのは約2割のみでした。
良いと思う方は具体的にいくらまでなら良いと思うのか伺ってみましょう。
■短期間で終わるならいくらまでなら許容範囲?
・3万円(30代/男性/富山県)
・15万円くらい(40代/男性/千葉県)
・10万円(50代/女性/北海道)
・50万(60代/男性/静岡県)
さらに、無痛治療であれば、多少費用が高くても良いと考える方はどのくらいいるのか調査しました。
「無痛治療に対して、多少費用が高くても良いと思いますか?」と質問したところ、『良いと思う (23.8%)』と回答した方は2割以上いるという結果になりました。
こちらも良いと思う方は具体的にいくらまでなら良いと思うのか伺ってみましょう。
■無痛治療ならいくらまでが許容範囲?
・10万円(50代/男性/岡山県)
・5万円(60代/女性/千葉県)
・20万円(70代/男性/東京都)
二つの質問に対して、中には50万円や20万円高くなっても良いという回答もあり、「短期間で治療が終わるなら・無痛治療なら高くてもお金を出してもいい」と考える方が一定数いることが明らかになりました。
● 歯医者を治療目的や内容に合わせて選んでいる人はおよそ3割に留まる

最後に「歯医者を選ぶ際、治療目的や症状に合わせて選んでいますか?」と質問したところ、約7割の方が『選んでいない(70.5%)』と回答しました。
では、どのようなポイントで歯医者を選んでいるのでしょうか。
「歯医者選びで重視しているポイントを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『通いやすさ(70.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『医師の技術力・経験量(62.1%)』『医師の人柄(43.3%)』『専門医の有無(12.4%)』『保険外治療メニューがあるか(選択の自由があるか)(8.2%)』と続きました。
通院のしやすさを重要なポイントに挙げる方が多いことがわかりました。
また、医師の技術力や経験量を重視する方も多いようです。経験豊富で高い技術を持つ医師に治療してもらいたいと考える方が多いことがわかりました。
● まとめ:歯医者には痛みに対する恐怖心が強い!治療費用が高くなることへの世代別の感覚の差は?
今回の調査で、歯医者に対して怖いイメージを持つ方は非常に多いことが明らかになりました。
歯を削るときや根の治療など、痛みを感じることに対し恐怖心がある方は多いようです。
又治療期間の長さに不満を感じている方も多くいらっしゃる様で、短期間での集中治療を希望していることも明らかになりました。
また、保険治療の多くの制約の中、ニーズとマッチしていない医療現場はあるものの、およそ2割の人が費用負担をしてでも解決したいという結果になりました。中には60代男性で短期間で終わらせるために許容できる費用範囲はというアンケートに対して50万円と回答する方もいました。
続いて年齢別に見ると40代は「短期間で治療が終わるなら、多少費用が高くても良い」と回答した方は15.8%であったものの、70代では27.4%もいることがわかります。
治療の痛みに対して約50%の方が不安・恐怖を示していることもわかりました。
そして無痛治療に対して、「多少費用が高くても良い」と回答した割合を年齢別に抽出したところ、30代は22%,70代は35%越えとこちらも数値に変動があることが明らかとなりました。
年齢を重ねるごとに無痛治療に対してプラスの費用を払っても解決したいという事実がわかりました。
クリニックには患者様に焦点を当てた治療・対応が望まれます。
● 患者さんの治療目的を基に、先を見据えた治療をすべての方へ「医療法人社団 聖礼会」

今回の調査を実施した医療法人社団 聖礼会は、
・『アス横浜歯科クリニック』(https://www.us-shika.com/)
・『アス港北歯科クリニック』(https://www.us-kouhoku.com/)
・『二子玉川駅前 ニコ歯科・矯正歯科』(https://www.futako-tamagawa-dc.com/)
・『豊洲駅前 海のみえる歯科・矯正歯科』(https://www.toyosu-umi-dental.com/)
・『品川直結リアン歯科・矯正歯科』(https://www.shinagawa-lien.com/)
を運営しております。
医療法人社団 聖礼会では、患者さんの治療目的を基に、先を見据えた(クオリティ・オブ・ライフの向上、健康寿命の延伸)治療を、患者さんとともに考え提案いたします。
■医療法人社団 聖礼会 アス横浜歯科クリニック:http://www.us-shika.com/
■お問い合わせ先:usdc.hatsuse@gmail.com
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【高齢者の歯科治療に関する実態調査】歯科治療での後悔の原因は歯科医師の説明不足?しかし、治療を受ける側の歯科治療に対する意識の問題も!?
2025年03月10日
53.3%が歯科治療に納得していない・後悔していると回答
『アス横浜歯科クリニックを運営する医療法人社団 聖礼会(本部:神奈川県横浜市、理事長:丹谷 聖一)は、60歳~75歳の歯(口腔内)に悩みがある男女を対象に、「高齢者への歯科治療」に関する実態調査を実施しました。
みなさんは、現在またはこれまでの歯科治療に対して満足していますか?
口腔の健康状態は全身的な健康状態と密接な関わりがあり、歯科治療や口腔ケアは、全身の健康維持にとって必要不可欠なものと言えます。
特に高齢者の場合、虫歯や歯周病などにより歯の欠損(本来の本数よりも少ないこと)が進むことで、食べ物を噛んだり(咀嚼機能)、飲み込んだり(嚥下機能)する機能が低下し、さまざまな病気や要介護となるリスクが高まります。
クオリティ・オブ・ライフ(QOL)を向上させ、健康寿命を延ばすためにも、歯科治療をはじめとした口腔ケアは大変重要です。
ですが、歯科治療を受けても必ずしもご自身が納得のいく診療・治療を受けられているとは言えないのではないでしょうか。
患者目線で見れば、「もっとこうして欲しかった」ということもあるでしょう。
そこで今回、『アス横浜歯科クリニック』(https://www.us-shika.com/)をはじめ、東京(二子玉川・豊洲)・横浜(センター南)で歯科クリニックを運営する医療法人社団 聖礼会は、60歳~75歳の歯(口腔内)に悩みがある男女を対象に、「高齢者への歯科治療」に関する実態調査を実施しました。
● 【欠損?歯周病?】高齢者の口腔内の悩みと今後の不安
高齢者の方々は、現在どのような悩みを抱えているのでしょうか。
まずは口腔状況から聞いてみましょう。

現在、歯(口腔内)にどのような悩みがありますか?(複数回答可)」と質問したところ、『歯周病(52.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『歯石(35.4%)』『欠損(本来の歯の本数よりも少ない)(32.4%)』『う蝕(虫歯)(25.1%)』『口臭(23.6%)』『入れ歯・さし歯などが合わない(18.6%)』と続きました。
高齢者の歯(口腔内)の悩みが明らかになりました。
では、これらの悩みに対して将来どのような不安を抱えているのでしょうか。
詳しくお聞きしました。
■今後どんなことで心配や不安を感じている?
・高齢になった時に歯を健康なまま残せるかどうか心配(60代前半/女性/会社員/神奈川県)
・できるだけ自分の歯を残したくて毎月検診で歯周病予防や歯石取りをしてもらっていますが、最近は歯が浮くような感じで少しグラグラする気がして不安です(60代後半/女性/パート・アルバイト/石川県)
・下の歯が1本だけしか残っていません。これが無くなると上下とも総入れ歯になることに不安を感じます(70代前半/男性/パート・アルバイト/東京都)
・歯周病があると脳や心臓の病気になりやすいと聞いたのでとても不安です。いつも歯茎から膿が出ているようで気持ち悪いです(70代前半/女性/パート・アルバイト/長野県)
などの回答が寄せられました。
今後も歯を失うことになるのではないか、といった不安が多いようです。
● 【歯科治療は受けていても…】後悔していること、納得のいかないこととは?
現在またはこれまでに歯科医院を受診して治療を受けたという方も大勢いらっしゃるでしょう。
治療を受けて悩みが改善した方も多いはずですが、実際はどうだったのでしょうか。

「これまで歯科医院で受けた治療について、後悔していることや納得のいかなかったことはありますか?」と質問したところ、『後悔していること・納得のいかなかったことどちらもある(18.1%)』『後悔していることがある(14.9%)』『納得のいかなかったことがある(20.3%)』『いずれもない(46.7%)』という結果となりました。
歯科医院で治療を受けた高齢者の半数以上(合計で53.3%)が、納得のいかないことがある・後悔していることが分かりました。
では、どのようにすれば良かったと思っているのでしょうか。

前の質問で『後悔していること・納得のいかなかったことどちらもある』『後悔していることがある』『納得のいかなかったことがある』と回答した方に、「後悔していること・納得のいかなかったことについて、どのようにすれば良かったと今は思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、『その治療がベストな選択肢かを明確にした上で治療を行う(42.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『将来を見据えて早期治療を行う(36.0%)』『必要な治療・不必要な治療を明確にした上で治療を行う(30.3%)』『治療目的を明確にした(納得した)上で治療を行う(25.0%)』『どういう治療をして欲しいかしっかりと伝えた上で治療を行う(21.3%)』『自由診療でより高度な治療を行う(5.7%)』と続きました。
納得していないこと・後悔していることについて、さらに具体的な理由をお聞きしました。
■「もっと、こうすれば良かった!」歯科治療で後悔していることとは?
・何も言えず先生に任せていたら8本も抜かれた。抜歯しなくても他に治療法があったような気がしてならない(60代前半/男性/自営業/北海道)
・歯周病で抜歯をしたが歯を残せる治療ができればと思った(60代後半/男性/公務員/愛知県)
・治療に疑問があったが何も言えなかったことがあった。もっと遠慮なく言っておけば良かった(60代後半/男性/会社員/静岡県)
・30歳くらいの時、虫歯で治療に行った際に歯科医から歯周病の指摘があり、治療するから通院しなさいと言われて何度か足を運んだが、どのように良くなっているのか分からないし面倒になり治療を止めてしまった。続けていれば、今頃は歯のことで悩むことにならなかったのでは(70代前半/男性/無職/和歌山県)
などの回答が寄せられました。
しかし、その多くは医師との話合いが足りていなかったことに原因があるのかもしれません。
● 【インフォームドコンセントは大変重要】しかし説明が不十分な歯科医院は多い
インフォームドコンセントとは「医師からしっかりと治療の説明を受けて理解して、治療を受けることに合意すること」です。
ここまでの調査から、治療説明が不十分な歯科医院が多いのかもしれません。

そこで、「歯科治療の際、歯科医師から将来のリスクについての説明はありましたか?」と質問したところ、8割近くの方が『毎回ではないが、治療内容によっては説明があった(56.6%)』『まったく説明はなかった(22.9%)』と毎回必ず説明を受けていなかったと回答しました。
では、治療プランについてはどのような提案があったのでしょうか。
将来を見据えた治療の提案があれば、説明がどうであれ、また違った治療結果になっていたかもしれません。
続いて、「歯科治療の際、歯科医師から将来を見据えた治療プランを提示されましたか?」と質問したところ、かろうじて『何回かは提示されたことがある(50.0%)』が半数ほどで、『まったく提示されなかった(34.7%)』と回答した方が3割以上という結果になりました。
患者は歯科医師に対して、どのような説明や提案をして欲しいと思っているのか具体的にお聞きしました。
■「もっと、こうして欲しい!」治療に際して患者が歯科医師に求めることとは?
・なぜ歯を削るのか、なぜ歯を抜くのか、しっかりと説明して欲しい(60代前半/男性/会社員/埼玉県)
・この治療をしなかったら今後どのような危険リスクがあるのか、これ以外の治療方法はあるかどうかを説明してほしい(60代前半/男性/自営業/千葉県)
・何のために、どのような治療をするのかを、治療を始める前に毎回説明して欲しい(60代前半/男性/無職/東京都)
・いくらくらいの範囲(金銭面)で治療をやれるかを確認して欲しいです(60代前半/女性/専業主婦/神奈川県)
・治療する前に今日は何をどこまで治療するか、治療後は次回どのような治療するのかを説明して欲しい(60代後半/男性/自営業/千葉県)
・今現在だけでなく将来的なリスクも教えて欲しい。そして将来的にどのような治療が自分にベストなのか選ばせて欲しい(70代前半/男性/会社員/東京都)
などの回答が寄せられました。
同じ歯を削ったり抜いたりするにしても、しっかりとした説明(根拠)があるのとないのとでは話は全く異なるでしょう。
例えば、矯正治療では歯を並べるスペースの確保やかみ合わせに問題がある場合、歯を抜いたり削ったりしますが、その方が歯を長持ちさせることができます。
最低でもこれから行う治療については事前にしっかりとした説明が欲しいところですが、将来を見据えた治療もしっかりと行って欲しいようです。
● 歯科治療は健康寿命を延ばしていくための“手段”であると認識している方は非常に少ない
ここまでの調査で、治療を請け負う歯科医師が、患者が本当に希望している治療を明確にしないまま治療を行った結果、高齢になって歯の悩みが増える可能性があることが分かりました。
では、歯科治療を受ける側の問題は無かったのでしょうか。
「歯(口腔内)の健康」や「歯科治療そのもの」に対して、どのように考えている方が多いのでしょうか。

「口腔内の健康状態が全身の健康状態と関連することをご存じですか?」と質問したところ、半数以上の方が『知らない(今知った)(52.5%)』と回答しました。
口腔の疾患はさまざまな全身疾患と関連することが報告されています。
例えば、歯周病は糖尿病・心疾患・慢性腎臓病・呼吸器疾患・骨粗鬆症など、さまざまな疾患と関わりがあります。
また、多くの歯を失っている方の場合、咀嚼機能や嚥下機能が低下することで十分な栄養が摂れない「低栄養リスク」が高まる恐れがあります。
このように口腔内の健康状態と全身の健康状態は密接な関係があるということを、半数以上の方がご存じなかったようです。
では、歯科治療に対してはどのような認識をお持ちなのでしょうか。
続いて、「歯科治療はそのための“手段”であって“目的”ではないという認識はありましたか?」と質問したところ、こちらも半数以上の方が『いいえ(54.7%)』と回答しました。
歯科治療は「虫歯や歯周病を治すことが目的」なのではありません。
「咀嚼機能や嚥下機能を取り戻すための手段として、虫歯や歯周病を治す」ことにあります。
そんな歯科治療を行う歯科医師に求められていることとは、患者の食生活や要望に寄り添い、将来的な治療プランを提案し、きめ細かい歯科治療を行うことにあるのではないでしょうか。
せっかく歯科治療を受けたのにも関わらず、将来、歯(口腔内)で悩む高齢者が後を絶たないのは、歯科医院と患者の双方に問題があるからなのかもしれません。
- 【まとめ】QOLの向上や健康寿命を延伸していくためにも、最愛の家族に接するように歯科治療と予防の重要性を自ら理解し行動することを教え導いてくれる歯科医院、歯科医師に出会うことが大切
今回の調査で、歯(口腔内)に悩みを抱える高齢者の多くが、これまでの歯科治療で後悔していること・納得のいかなかったことがあるという実態が浮き彫りとなりました。
もっと歯科医師と話し合っておけば良かったと後悔している方も多くみられましたが、それは「歯科医師が」患者が本当になりたい姿を明瞭化するプロセスを怠った可能性があり、もしかしたら、そこに重点を置いた関わりが通常なかなか行われないことが当たり前とされているのかもしれません。
簡単に言えば、患者に寄り添った歯科治療を行えなかったことが大きな原因となっているのではないでしょうか。
歯科治療は全身の健康にも影響する大切な治療です。
それは、なりたい姿=「クオリティ・オブ・ライフ(QOL)」の向上や健康寿命の延伸のための“手段”なのですが、「虫歯ができたから治す」「かぶせ物が取れたから詰める」といった対症療法だと考えている患者が多いことも、高齢になって歯の悩みが増える原因の一つなのかもしれません。
「人生100年時代」と呼ばれる将来に向けて、歯科治療を通じてQOLの向上と健康寿命を延伸していくためにも、歯科治療の受け方はもちろん、患者自ら歯科治療に対する考え方の改善を図れるような関わりをしてくれる歯科医院、歯科医師を見つけることもカギとなるポイントとなるに違いありません。
● 「最愛の人」に受けてほしい治療をすべての方へ「医療法人社団 聖礼会」

今回の調査を実施した医療法人社団 聖礼会は、
・『アス横浜歯科クリニック』(https://www.us-shika.com/)
・『アス港北歯科クリニック』(https://www.us-kouhoku.com/)
・『二子玉川駅前 ニコ歯科・矯正歯科』(https://www.futako-tamagawa-dc.com/)
・『豊洲駅前 海のみえる歯科・矯正歯科』(https://www.toyosu-umi-dental.com/)
・『品川直結リアン歯科・矯正歯科』(https://www.shinagawa-lien.com/)
を運営しております。
医療法人社団 聖礼会では、患者さんの治療目的を基に、先を見据えた(クオリティ・オブ・ライフの向上、健康寿命の延伸)治療を、患者さんとともに考え提案いたします。
■医療法人社団 聖礼会 アス横浜歯科クリニック:http://www.us-shika.com/
■お問い合わせ先:usdc.hatsuse@gmail.com
調査概要:「高齢者への歯科治療」に関する実態調査
【調査期間】2022年2月14日(月)~2022年2月15日(火)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,021人
【調査対象】60歳~75歳の歯(口腔内)に悩みがある男女
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
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詰め物や被せ物は全て一緒?選ぶポイント
2025年03月8日

横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、『マイナス 2 才から 100 才まで歯を守る』歯科医院 アス横浜歯科クリニック受付の関口です。今回は詰め物や被せ物の選ぶポイントについてお話していきます。
虫歯治療の詰め物・被せ物と言えば、銀歯というイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし見た目や機能に優れた様々な素材があり、お口の状態・ご希望に合わせて適切な素材を選ぶことで、見た目や歯の健康維持に大きな影響を与えます。
当院では、一般的な保険診療での銀歯(金銀パラジウム合金)の他に、保険外の素材として、セラミックやゴールド(金合金)を使用しており、患者さんごとに最適な素材をご提案させて頂いております。
まず、素材を選ぶポイントとして 3 つあります。
① 健康面・機能性
② 耐久性
③ 審美性(見た目)
① 健康面・機能性:再発リスク、金属アレルギー、噛み合わせなど
最初に述べたように保険診療では一般的に銀歯(金銀パラジウム合金)が用いられる為、金属アレルギーがある方は避けた方がいい素材です。セラミックに関してはメタルフリーなので、金属アレルギーの心配はありません。
また、セラミックは天然歯よりもプラーク(歯垢)が付きにくい素材であるため、メンテナンスしやすく再発リスクの予防にも適しています。
② 耐久性:長持ちするかどうか
セラミックの中でもジルコニアと言われる素材のものは、人工ダイヤモンドとも言われるほど強度が高く耐久性に優れています。ゴールド(金合金)も銀歯よりも柔らかく歯になじみやすく、外れたり壊れることが少ない素材です。
③ 審美性:自然な見た目か、変色しないのか
セラミックは、天然歯のようなエナメル質の透明感が再現出来ます。色調も選べるためご自身の歯ととてもよく馴染みます。
しかしどんな素材を使っても、口腔ケアを怠ってしまうと、虫歯や歯周病になってしまいます。定期検診などのメインテナンスは忘れずにしっかり行ってお口のトラブルが再発しないようにしましょう。
詰め物や被せ物の素材選びは、見た目や費用、耐久性など多くの要素を考慮する必要があります。自分のニーズに最適な素材を選ぶことで、快適で健康的な口腔環境を維持することができます。
当院では患者さんの治療部位や口腔内の状態、生活習慣などを踏まえた上で、全ての方へ最適な素材をご提案する為の時間を設けています。ご納得した上で選択することが大切ですので、それぞれの素材の特徴やメリット・デメリット、費用などについてしっかりご説明いたします。何か分からないことやご不安がある場合は、是非横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にあるアス横浜歯科クリニックへお気軽にご相談下さい。
※参考文献
シカシル
shikashiru.com
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歯の治療はなぜ何回もかかるの?
2025年02月12日
こんにちは!横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、可能な限り「痛くしない」、「削りすぎない」、「再発を防ぐ」事にこだわる歯科医院、アス横浜歯科クリニックの歯科医師の吉田です。
歯の治療は1回では終わらないことも多く、仕事や学校が忙しい、正直面倒くさいなど途中で挫折してしまう方もいらっしゃいます。今回は歯の治療に期間がかかる理由を説明いたします。
◎歯の治療に期間がかかる理由その1
【病変の進行状況によって治療が変わるから】

虫歯の進行状況は C1 から C4 と表され、それぞれ治療期間、治療回数が異なります。
C1、C2 の虫歯では、主に詰め物(CR やインレー)で治療することがほとんどであり治療回数は、1〜3回程度で治療が完了します。
C3、C4の虫歯では、根管治療(神経の治療)が必要となり、5回以上治療することが多いです。根管治療を行なった歯は主に被せ物(クラウン)で治療を行います。歯の状態によっては、抜歯となってしまう場合もあり、その際は入れ歯、ブリッジ、インプラント等で治療します。そのため C3、C4 の虫歯は、C1、C2 の虫歯と比較すると治療期間がかかってしまいます。
◎歯の治療に期間がかかる理由その2
【ほとんどの治療が段階的に治療しなくてはいけないから】

虫歯治療は、虫歯を削って終わりになるわけでは無く、虫歯を取り終わった後に詰め物や被せ物を作っていかなくてはなりません。
虫歯を取り切った後に型を取り、完成まで待って、詰め物をつけるといったように段階的に治療を進めなくてはならない為、治療に期間がかかってしまいます。
◎歯の治療に期間がかかる理由その3
【保険診療に制限があるから】

保険診療の場合、診療報酬(レセプト)単価が決められています。
その理由は一人あたりの患者さんへの過剰な保険診療を防止するためです。その背景には「医療費の抑制」を目的とした厚生労働省の政策も関係しています。
◎歯の治療に期間がかかる理由その4
【他の歯とバランスを見ながら治療を進めるから(1口腔単位の治療)】

1口腔単位の治療とは、口の中全体を診察して、歯や歯肉、歯並び、噛み合わせ、顎のバランスなどを総合的に診て治療を行うことを言います。
総合的に診ずに、一度にたくさんの歯を治療していくと、噛み合わせが悪くなり食事が食べづらくなってしまい、接触のある歯だけに咬合力が集中してします。
咬合力が集中すると歯周組織(歯の支え)が悪くなってしまい、歯周病を急速に進行させてしまうリスクになってしまいます。
特に治療が面倒で諦めてしまった方は、お口のトラブルを放置していいことはありません。虫歯などは放置して治る病気ではないので、他のトラブルに繋がる前にしっかり治療しておきましょう。
治療した後は、定期検診やご自宅での正しいケアを実践し、予防することで通院回数や費用など負担を減らすことができ、お口の健康も守ることができます。虫歯などのトラブルが無くても歯科医院に検診で通い、予防と早期発見・早期治療を心がけましょう。治療を繰り返し何度も歯科医院に通われている方などは是非一度、アス横浜歯科クリニックへご相談ください。
参考文献
・日本歯周病学会会誌 2020 年 62 巻 2 号 p .47-57
・令和 6 年度診療報酬改定の概要【歯科】
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001251542.pdf
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痛い時だけ?〜定期検診〜
2025年01月25日

こんにちは!
横浜市南区井土ヶ谷駅前にある「マイナス 2 歳から 100 歳まで歯を守る」歯科医院アス横浜歯科クリニックの受付佐藤です。
今回はなぜ歯の定期検診が必要なのか、その重要性についてお話します。
突然ですが皆さんは定期健診をしっかり受けていますか?
「痛いところが良くなったから大丈夫」「しみるのが良くなったからもういいかな」「検診はクリーニングしてもらうだけでしょ?」と思っている方も多いのではないのでしょうか。
実は歯科医師会の調査にて歯科医院にて検診や治療を「早くからやっておけばよかった・・・!!」と後悔している人は約 80%というデータがあります。定期検診では歯とお口の中の健康をつくるためや虫歯や歯周病予防のためにとても大切な役割があります。
歯科の定期検診は、健康な口腔状態を維持するために重要です。定期検診を受けることで、虫歯や歯周病などの口腔トラブルを早期に発見し、適切な対処を行うことができます。
① むし歯のチェック
むし歯は、歯の噛む面やつけ根だけでなく、歯と歯の間などの直接見えないところにもできやすいものです。また、一度つめて治療してあっても、そのわきの方に新たなむし歯ができることもあります。専門的な立場からむし歯をチェックしてもらいます。
② 歯茎のチェック
歯の周りのポケット(歯周ポケット)が深いと、歯周病がどんどん進行します。自分の歯
周ポケットの深さがどのくらいかチェックをしてもらいます。
③ ブッラッシング指導
歯と歯ぐきの正しい磨き方は、その人の歯並びや歯磨きの癖などのため、一人ひとり違うものです。あなたに合った、歯ブラシ・フロス・歯間ブラシなどの正しい使い方を教えてもらいます。
④ 歯垢の染め出しチェック
歯垢(プラーク)は、むし歯や歯周病の原因ですが、これをきれいに取り去ることはとても難しいことです。どこにプラークがつきやすいかをチェックするために、歯垢の染め出しをしてもらいます。
⑤ 歯垢をとる
歯ブラシで取り残したり、取りきれなかった歯垢は、むし歯や歯周病の大きな原因となります。できるだけ早く歯垢を取り除いてもらいましょう。
⑥ 歯科相談
むし歯や歯周病についての悩み事以外でも、歯医者さんは相談にのってくれます。歯並び、顎の痛み(顎関節症)、噛むこと(摂食)、飲み込むこと(嚥下)についての指導や治療、要介護者のお口の中のケアなどについても気軽に相談してみましょう。
このように定期検診では私たちの健康を守っていくためにもとても大切な役割があります。
お口の中を健康にし、好きなものを食べよく噛み平均寿命だけでなく健康寿命も一緒に延
ばして行きましょう。
当院では、患者さんの健康や生活の質向上のために、虫歯治療や歯周病治療だけでなく、これらの予防に力を入れて取り組んでいます。
もっと早く検診しておけばよかった・・と後悔がない人生をおくるためや少しでも歯に不安がある方や歯医者が苦手という方もぜひ一度横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にあるアス横浜歯科クリニックへご相談ください。
●参考文献
日本歯科医師会
https://www.jda.or.jp/
日本歯科医師会「歯科医療に関する生活者意識調査」2020 年
https://www.jda.or.jp/jda/release/cimg/2020/DentalMedicalAwarenessSurvey_R2_2.pdf
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全身疾患とお口のトラブルの深い関係とは?
2024年12月24日

こんにちは!横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、「お口の健康」を通して「全身の健康」を維持することにこだわる歯科医院、アス横浜歯科クリニック歯科助手の山田です。
皆さんは「メタボリックドミノ」という言葉を、聞いたことがありますか?生活習慣病がドミノ倒しのように一気に進み、最後は命を奪う様々な病態を引き起こす恐ろしい状態です。そして全身の病気の入り口には必ず虫歯や歯周病といった歯科疾患があります。今回はメタボリックドミノとお口の中との関係についてお話していきます。

≪メタボリックドミノとは?》
メタボリックドミノとは、糖尿病や心血管疾患、認知症などの生活習慣に至る一連の流れを指します。「メタボリックシンドローム(通称メタボ)」が進行すると、ドミノ倒しのように高血圧や糖代異常などが起こり、次いで動脈硬化、虚血性心疾患や脳血管障害、最終的には心不全や脳卒中、腎不全などの重大な病気が引き起こされます。これが「メタボリックドミノ」と呼ばれる病態の連鎖になります。ドミノは、初めの 1枚が倒れるとそのまま勢いよく最後までどんどん倒れていきます。このドミノ倒しのような連鎖が、私たちの健康を徐々に損なっていくのです。そして、近年ではその上流に位置するのが「虫歯」と「歯周病」なのです。
≪「虫歯」と「歯周病」との関係とは?≫
虫歯や歯周病は食生活や生活習慣に大きく関わっています。例えば、糖分の多い食事や、間食の回数が多いと虫歯になるリスクがアップします。さらに虫歯で痛みがあり、よく噛めない影響で、柔らかい食べ物が多くなったり、栄養のバランスが悪くなると、全身の健康の悪化に繋がります。また、歯周病が進行すると、口腔内の炎症が血液を介して全身に影響を与え、糖尿病や心臓病、脳梗塞、動脈硬化、骨粗しょう症、認知症や早産などのリスクを高めてしまいます。他にも、口腔内の細菌数が多いと、口腔免疫が十分働くことができず、外からのウイルスの侵入を許してしまい、新型コロナウイルスやインフルエンザなど感染症になるリスクもアップしてしまいます。お口の小さなトラブルを放置することで、気が付かないうちに全身にも悪影響を与えているかもしれません。虫歯や歯周病になって痛みや症状がない場合であっても、それは病気の入り口なのです。メタボリックドミノの考え方では、糖尿病や認知症予防にとっても虫歯や歯周病にならないようにすることがまずは大切です。
【予防のポイント】
・口腔内を清潔に保つ
定期的に歯科検診に通いプロフェッショナルケアを受けることによって、予防したり、進行を遅らせることができます。歯科で身につけた正しい歯磨きを実践するなど、基本となる口腔ケアをしっかり行い、口腔内を清潔に保ちましょう。
・食生活に気を配る
バランスの取れた食事によって、カルシウムやビタミン D などの栄養を十分に摂取することで、歯や顎の骨を強くし、虫歯にならない口腔環境を作ります。繊維質の多い食品は咀嚼回数が増えることで唾液の分泌を促し、肥満予防や食べかすを洗い流す効果が期待できます。歯を磨いているのに虫歯になりやすい方は、食生活を見直してみるのも良いかもしれません。
・生活リズムを整える
バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動は健康の基本です。運動不足は全身の血行不良を引き起こし、歯茎への酸素供給を低下させます。生活リズムが崩れると体調を崩しやすくなるだけでなく、口腔内の活動も活発になり、虫歯や歯周病のリスクも高まります。さらに、夜更かしをして夜食を食べたり、そのまま磨かずに寝てしまうなども注意が必要です。日頃から規則正しく栄養や睡眠生活を心がけましょう。
◉終わりに
今回は、メタボリックドミノとお口の健康の関係や、予防方法についてご紹介しました。
日々の継続したケアがとても重要な要素であることを理解し、予防の意識を高めましょう。歯科医院での定期的な検診や、適切なケアを行うことで、メタボリックドミノを断ち切り、健康で充実した生活を送れます。1 人でも多く「自分」の口腔内について興味を持つきっかけになり、予防歯科に興味持ってくださる場になれば幸いです。
また虫歯や歯周病の治療をしても再発してしまなどお困り事がある方は是非一度、アス横浜歯科クリニックへご相談ください。
◉参考文献
慶應義塾大学病院
https://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/000062.html
JSCSF 日本先進医療臨床研究会
https://jscsf.org/alignment
メタボリックドミノとお口の健康 | 瓢箪山の歯医者|医療法人小川歯科医院|東大阪市
https://ogawa-d-c.com/archives/colmun/metabolic-domino
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8020 って知ってる? 健康寿命について~予防歯科の重要性~
2024年11月24日

こんにちは。横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、『マイナス 2 才から 100 才まで歯を守る』歯科医院アス横浜歯科クリニックの歯科衛生士の佐藤です。
みなさんは予防歯科ときいて何を思い浮かべますか?予防歯科と聞くと、虫歯予防や歯周病予防をイメージする方が多いと思います。
実は予防歯科の範囲は、虫歯予防や歯周病予防だけにとどまらず、歯並びや生活習慣を改善する事も含まれます。それにより糖尿病や肺炎などの全身疾患の予防にも繋がっていきます。そのため、お口や身体を守る為にはすべての方が同じ事を行うのではなく、年齢やライフステージに合わせた対応が大切です。今回はライフステージに合わせた予防歯科の取り組みについてお話しします。
🟢ライフステージに合わせた口腔ケア
【乳幼児期(~5歳)】
生後 6 ヶ月から 8 ヶ月頃に乳歯が生え始めます。乳児期前半半ばに乳臼歯が萌出し始め、
3 歳ごろに乳歯列が完成し、乳歯虫歯の発生がしやすい時期となります。乳歯の虫歯が永久歯に影響を与えることもあるため、虫歯になってもいいという考えはしてはいけません。
①よく噛むこと
よく噛んで食べることを意識して、習慣を付けましょう。よく噛むことは、歯を強くし、顎を育てます。また、脳の発達にも重要です。よく噛むことを自然に引き出すような、食事の大きさ、歯触りを体験させるための、食材の選択や調理法の工夫が必要となります。
②間食
おやつは、砂糖ではなくキシリトールなどの非虫歯性甘味料を使ったキャンディーやチューインガム、スナック菓子にするなど、糖分をコントロールすることが大切です。もしチョコレートやキャラメルなど糖分の多いものや粘着力の高いものを食べたのなら、必ず歯磨きをしましょう。
③フッ化物
フッ化物は、歯のエナメル質を強くし、酸に溶けにくい性質にするので、虫歯予防に効果的です。虫歯になりやすいのは歯が萌出してから 2 から 3 年の間であると言われています。ですから、萌出直後からフッ化物を使用することが望ましいです。継続的なセルフケアとしてフッ化物配合の歯磨き粉をお勧めします。
④仕上げ磨き
朝食後や就寝前の自分自身で行う歯磨き習慣を身に付けるとともに、磨き残しがないよう必ず保護者が仕上げ磨きを行いましょう。歯磨きを嫌がることなく、痛みなどを感じさせないようにすることが大切です。よく褒めて楽しい歯磨き時間にしましょう。
(方法)
寝かせ磨きがおすすめです。頭を固定しながら磨くことができるのでとっても安心です。
前歯を磨く際は、人差し指を上唇に当ててカバーしながら磨きます。奥歯を磨く際は、指で優しく頬を横に広げて、歯ブラシの先端で優しく磨きます。
学齢期【6~17 歳】
乳歯から永久歯への生え変わりの時期です。14 歳までには親知らず以外の永久歯が生え揃います。その間、乳歯とう永久歯が混在するので、一時的に大きさや形、並びが悪くなり歯磨きが難しくなります。また、歯肉に炎症がある人が、この時期から徐々に増えていくので注意が必要です。
①糖分の摂取
部活など運動をする時に、スポーツドリンクを飲んでいませんか?スポーツドリンクには糖分が多く入っており、虫歯の原因のひとつになります。くれぐれも飲み過ぎには注意をしましょう。
②生活習慣
生活リズムが乱れる時期です。その乱れから不適切な習慣(朝食の欠食、夕食の遅延、睡眠不足、ストレスなど)が積み重なり、生活習慣病の低年齢化が問題となっています。歯と口の役割と噛むことの大切さを自ら学習しながら、規則正しい食事を習慣化し、予防をしましょう。
③デンタルフロスの使用
この時期からは、フッ化物配合の歯磨き粉や洗口液の使用だけではなく、デンタルフロスを使うことが虫歯の予防に有効です。歯ブラシだけでは届かない清掃困難な歯と歯の隙間が狭い部分まで綺麗にしましょう。
成人期【18~64 歳】
就職、結婚、出産、育児などを経て、生活環境が大きく変化することで、多忙になり、生活習慣が不規則になってくる時期です。そのため、自分の歯やお口に対する自己管理が疎かになりやすいです。
①歯周病
歯周病のリスクが増大します。歯周病になると歯茎が腫れ、出血し、口臭もひどくなります。さらに重度になると歯が抜けてしまいます。歯周病の発症、進行は、歯を失うリスクと直結していることがわかりますね。歯周病は生活習慣病のひとつであり、糖尿病、心疾患、脳梗塞など全身の健康に悪影響を及ぼす、大変恐ろしい病気です。
毎日の歯磨きと同時に歯肉のマッサージをして歯周病発症当初は、本人の自覚症状も乏しいです。日常的なセルフケアに加えて、歯科への定期的な受診を行うことが早期発見、早期治療につながります。
②歯間ブラシ
歯磨きとともに、デンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。歯間ブラシもデンタルフロス同様、歯ブラシだけでは届かない清掃困難な歯と歯の隙間が大きい部分に使用します。隙間のサイズに合ったブラシを選ぶことでより清掃効率がよりアップします。
高齢期
厚生労働省は 2013 年より「健康日本 21(第 2次)」の基本的方針に「健康寿命の延伸」をあげています。健康寿命とは健康上の問題で日常生活に制限のない期間のことです。簡単に言えば、継続的な介護や支援を必要としないで日常生活を送れることを言います。超高齢化社会の日本において、お口の中の機能の些細な変化や衰えを放置しないで、適切な対応をすることが重要となります。
①誤嚥性肺炎
身体の機能が低下するとともに、歯の喪失や噛む力など口腔機能が低下していく時期です。機能が低下すると、むせや咳、誤嚥が起こりやすくなり、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。誤嚥性肺炎とは、細菌が、唾液や食べ物と一緒に気管に入り込んでしまうことで発生する疾患です。飲み込む力を鍛えることはもちろんのこと、歯ブラシによる歯磨きだけではなく、舌ブラシなどによる舌の清掃などのセルフケアにより、お口の中をより清潔に保つことも大切です。また、入れ歯にも汚れや細菌が溜まりやすいです。入れ歯の溝や歯茎の代わりになるピンク色の部分、入れ歯の裏側や支えている留め金もしっかりと磨きましょう。残っている歯と入れ歯のケアを正しく行いましょう。
8020 運動という取り組みを知っていますか?「80歳になっても20本以上自分の歯を保
とう」20 本以上の歯があれば食生活に満足することができると言われています。お口の中
の状態、些細な変化は見逃しやすく、自分では気づくのが難しいです。個々のライフステージに合った日常のセルフケアもとっても重要ですが、負の連鎖が生じる前に、定期的に歯やお口の中の状態を診てもらうことも、健康長寿の実現には欠かせないです。
生涯、自分の歯で楽しくお食事ができる、とっても素敵なお口の中を目指しませんか??
虫歯や歯周病になることは仕方ないこと。年齢を重ねると歯がなくなってしまうのは当然のこと。このようにお考えの方は非常に多くいらっしゃいます。ですが、この認識は誤っています。高齢になってもご自身の歯を維持できるように、正しい知識と技術を身につけていきましょう。長寿ではなく健康長寿を目指しましょう。いつまでも美味しく食事ができて、楽しくお喋りできるようにお口の健康を維持していくことがとても大切です。
治療を繰り返し何度も歯科医院に通われているアス横浜歯科クリニックへご相談ください。
●参考文献
東京都保険医療局
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/iryo/iryo_hoken/shikahoken/pamphlet/lifestaged
ouga.html
8020 推進財団
https://www.8020zaidan.or.jp/achieve/future.html
最新歯科衛生士教本 「歯科予防処置論・歯科保健指導論」 (医歯薬出版)
ページを見る
何故歯やお口の健康を守る事が大事なの?
2024年10月28日

こんにちは!横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、「お口の健康」を通して「全身の健康」を維持することにこだわる歯科医院、アス横浜歯科クリニック歯科衛生士の小林萌恵です。
今回は「歯やお口の健康を保つ重要性」についてお話していきます。みなさんは歯やお口の健康について考えたり気にしてみたりしたことはありますか?今回は歯とお口の機能や役割、歯を失うことで起きてしまうこと、それを防ぐためにできることを一緒に考えていきましょう。
《 歯とお口の機能や役割 機能を保つ事でできている事 》
まず、歯とお口の機能や役割としては以下が挙げられます。
① 「食べ物を取り込み、食べる」機能
歯で食べ物を咬み、飲み込む(嚥下[えんげ])という一連の動作ができます。お口の中には食べる機能(咀嚼[そしゃく])があり、食べることで唾液と食物は混じり、味を感じることができます。
② 「表情をつくり、話す」機能
お口は発音に関わると共に、声を発し、会話をして、コミュニケーションを取ることができます。口唇、頬などの動きによって表情がつくれます。上記のように、歯とお口は人の生命を維持し、生活と深くかかわるものであり、心豊かに人生を過ごすための機能にも大いに関係しています。
《 歯を失っていくと起こること 》
では、歯を失っていくとどんなことが起こっていくのでしょうか。
① 「食べ物を取り込み、食べる」機能
・歯を失っていくことでかみ合わせが悪くなる+噛む力が低下し、食べ物が噛みづらくなる。
食べる機能があることで、食感や味を感じることができていたため、食事を楽しめなくなります。また、噛む力が低下すると、硬いものや歯応えのあるものを避けるようになるため、噛むことによる脳への刺激が少なくなり、認知症へのリスクが高くなります。
・食べられるものが限られていくため、栄養バランスが崩れ、身体に影響がでる。
栄養バランスが崩れると、摂取する栄養が偏ってしまい、高血圧や糖尿病のリスクも高くなります。
② 「表情をつくり、話す」機能
・表情がつくりづらくなる。
噛む力が低下すると、お口周りの筋肉が使われなくなり、筋力が低下していきます。
歯がなくなってしまうことで歯並びが悪くなり、笑った時の見た目も悪くなります。
・話しづらくなる。
失ってしまった歯の隙間から空気が漏れることで話しづらくなってしまいます。また、入れ歯を入れた時の異物感で話しづらい、滑舌が悪いとご相談される患者さんも多いです。
③ その他
・力を入れづらくなる
歯を失うことで、歯を食いしばって力を入れることができなくなってしまいます。また、歯科医療費は高血圧や脳血管疾患よりも高額で、何回か通わなければならないことも多々あります。そうなると、費用の負担も増加していきます。
《 歯の健康を守るためにできる事 予防や定期検診の重要性 》
それでは、上記のようにならないために、歯やお口の健康を守るためには何をすれば良いのでしょうか。
○定期的に歯医者さんでの検診を受けることで予防をしていく
プロフェッショナルケア(専門的なクリーニング)では、セルフケアでは取り除けない歯垢や歯石を除去して、セルフケアがしやすい口腔内の状態にしていきます。また、ご自身で磨けてないところや磨きづらいところを患者さんひとりひとりに合わせた清掃方法でご指導していきます。定期検診は虫歯や歯周病など、口腔内のトラブルを早期に発見、治療、予防していくことで、歯の健康や口腔機能の維持を守るために行なっていきます。
そのため、プロフェッショナルケアとセルフケアの両方をしっかり行なっていくことが大切です。
○毎日のセルフケア
毎日 3 回の正しいブラッシング、歯間清掃器具(歯間ブラシ、デンタルフロス)の使用が大切です。
○食生活、生活習慣の見直し
間食頻度や常飲している飲み物を見直すことや、食後しっかりブラッシングをする習慣を確立していきましょう。
また、喫煙は歯周病にかかりやすく、悪化しやすいことが分かっています。歯周病の治療効果が低く、治療後の治りも遅いため、禁煙することもお口の健康を守るために大切です。
お口の中の健康は、全身の健康や QOL(生活の質)向上に繋がっています。
歯があることが当たり前になっている人も多いかもしれませんが、歯は失ってからその大切さに気づくものです。いつまでも好きな物を食べ、口元を気にすることなく笑い、不自由なく話す、「その人らしい」人生を送るためには、健康な歯が必要なのです。
当院では、患者さんの健康や生活の質向上のために、虫歯治療や歯周病治療だけではなく、こ
れらの予防に力を入れて取り組んでいます。
歯の健康に不安を抱いている方、歯医者が苦手で痛くない治療をしたい方、ぜひ一度横浜市南
区井土ヶ谷駅の駅前にあるアス横浜歯科クリニックへご相談ください。
●参考文献
日本歯科医師会
https://www.jda.or.jp/park/relation/teethlife.html#1
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202201_00001.ht
ml
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-01-001.html
文部科学省
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/06
/23/1306939_03.pdf
ページを見る