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【高齢者の歯科治療に関する実態調査】歯科治療での後悔の原因は歯科医師の説明不足?しかし、治療を受ける側の歯科治療に対する意識の問題も!?

2025年03月10日

53.3%が歯科治療に納得していない・後悔していると回答

『アス横浜歯科クリニックを運営する医療法人社団 聖礼会(本部:神奈川県横浜市、理事長:丹谷 聖一)は、60歳~75歳の歯(口腔内)に悩みがある男女を対象に、「高齢者への歯科治療」に関する実態調査を実施しました

 

みなさんは、現在またはこれまでの歯科治療に対して満足していますか?

口腔の健康状態は全身的な健康状態と密接な関わりがあり、歯科治療や口腔ケアは、全身の健康維持にとって必要不可欠なものと言えます。
特に高齢者の場合、虫歯や歯周病などにより歯の欠損(本来の本数よりも少ないこと)が進むことで、食べ物を噛んだり(咀嚼機能)、飲み込んだり(嚥下機能)する機能が低下し、さまざまな病気や要介護となるリスクが高まります。
クオリティ・オブ・ライフ(QOL)を向上させ、健康寿命を延ばすためにも、歯科治療をはじめとした口腔ケアは大変重要です。

ですが、歯科治療を受けても必ずしもご自身が納得のいく診療・治療を受けられているとは言えないのではないでしょうか。
患者目線で見れば、「もっとこうして欲しかった」ということもあるでしょう。

そこで今回、『アス横浜歯科クリニック』(https://www.us-shika.com/)をはじめ、東京(二子玉川・豊洲)・横浜(センター南)で歯科クリニックを運営する医療法人社団 聖礼会は、60歳~75歳の歯(口腔内)に悩みがある男女を対象に、「高齢者への歯科治療」に関する実態調査を実施しました。

● 【欠損?歯周病?】高齢者の口腔内の悩みと今後の不安
高齢者の方々は、現在どのような悩みを抱えているのでしょうか。
まずは口腔状況から聞いてみましょう。

現在、歯(口腔内)にどのような悩みがありますか?(複数回答可)」と質問したところ、『歯周病(52.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『歯石(35.4%)』『欠損(本来の歯の本数よりも少ない)(32.4%)』『う蝕(虫歯)(25.1%)』『口臭(23.6%)』『入れ歯・さし歯などが合わない(18.6%)』と続きました。

高齢者の歯(口腔内)の悩みが明らかになりました。
では、これらの悩みに対して将来どのような不安を抱えているのでしょうか。
詳しくお聞きしました。

■今後どんなことで心配や不安を感じている?
・高齢になった時に歯を健康なまま残せるかどうか心配(60代前半/女性/会社員/神奈川県)
・できるだけ自分の歯を残したくて毎月検診で歯周病予防や歯石取りをしてもらっていますが、最近は歯が浮くような感じで少しグラグラする気がして不安です(60代後半/女性/パート・アルバイト/石川県)
・下の歯が1本だけしか残っていません。これが無くなると上下とも総入れ歯になることに不安を感じます(70代前半/男性/パート・アルバイト/東京都)
・歯周病があると脳や心臓の病気になりやすいと聞いたのでとても不安です。いつも歯茎から膿が出ているようで気持ち悪いです(70代前半/女性/パート・アルバイト/長野県)

などの回答が寄せられました。
今後も歯を失うことになるのではないか、といった不安が多いようです。

● 【歯科治療は受けていても…】後悔していること、納得のいかないこととは?
現在またはこれまでに歯科医院を受診して治療を受けたという方も大勢いらっしゃるでしょう。
治療を受けて悩みが改善した方も多いはずですが、実際はどうだったのでしょうか。

「これまで歯科医院で受けた治療について、後悔していることや納得のいかなかったことはありますか?」と質問したところ、『後悔していること・納得のいかなかったことどちらもある(18.1%)』『後悔していることがある(14.9%)』『納得のいかなかったことがある(20.3%)』『いずれもない(46.7%)』という結果となりました。

 

歯科医院で治療を受けた高齢者の半数以上(合計で53.3%)が、納得のいかないことがある・後悔していることが分かりました。

では、どのようにすれば良かったと思っているのでしょうか。

前の質問で『後悔していること・納得のいかなかったことどちらもある』『後悔していることがある』『納得のいかなかったことがある』と回答した方に、「後悔していること・納得のいかなかったことについて、どのようにすれば良かったと今は思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、『その治療がベストな選択肢かを明確にした上で治療を行う(42.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『将来を見据えて早期治療を行う(36.0%)』『必要な治療・不必要な治療を明確にした上で治療を行う(30.3%)』『治療目的を明確にした(納得した)上で治療を行う(25.0%)』『どういう治療をして欲しいかしっかりと伝えた上で治療を行う(21.3%)』『自由診療でより高度な治療を行う(5.7%)』と続きました。

納得していないこと・後悔していることについて、さらに具体的な理由をお聞きしました。

■「もっと、こうすれば良かった!」歯科治療で後悔していることとは?
・何も言えず先生に任せていたら8本も抜かれた。抜歯しなくても他に治療法があったような気がしてならない(60代前半/男性/自営業/北海道)
・歯周病で抜歯をしたが歯を残せる治療ができればと思った(60代後半/男性/公務員/愛知県)
・治療に疑問があったが何も言えなかったことがあった。もっと遠慮なく言っておけば良かった(60代後半/男性/会社員/静岡県)
・30歳くらいの時、虫歯で治療に行った際に歯科医から歯周病の指摘があり、治療するから通院しなさいと言われて何度か足を運んだが、どのように良くなっているのか分からないし面倒になり治療を止めてしまった。続けていれば、今頃は歯のことで悩むことにならなかったのでは(70代前半/男性/無職/和歌山県)

などの回答が寄せられました。
しかし、その多くは医師との話合いが足りていなかったことに原因があるのかもしれません。

● 【インフォームドコンセントは大変重要】しかし説明が不十分な歯科医院は多い
インフォームドコンセントとは「医師からしっかりと治療の説明を受けて理解して、治療を受けることに合意すること」です。
ここまでの調査から、治療説明が不十分な歯科医院が多いのかもしれません。

そこで、「歯科治療の際、歯科医師から将来のリスクについての説明はありましたか?」と質問したところ、8割近くの方が『毎回ではないが、治療内容によっては説明があった(56.6%)』『まったく説明はなかった(22.9%)』と毎回必ず説明を受けていなかったと回答しました。
では、治療プランについてはどのような提案があったのでしょうか。
将来を見据えた治療の提案があれば、説明がどうであれ、また違った治療結果になっていたかもしれません。

続いて、「歯科治療の際、歯科医師から将来を見据えた治療プランを提示されましたか?」と質問したところ、かろうじて『何回かは提示されたことがある(50.0%)』が半数ほどで、『まったく提示されなかった(34.7%)』と回答した方が3割以上という結果になりました。

患者は歯科医師に対して、どのような説明や提案をして欲しいと思っているのか具体的にお聞きしました。

■「もっと、こうして欲しい!」治療に際して患者が歯科医師に求めることとは?
・なぜ歯を削るのか、なぜ歯を抜くのか、しっかりと説明して欲しい(60代前半/男性/会社員/埼玉県)
・この治療をしなかったら今後どのような危険リスクがあるのか、これ以外の治療方法はあるかどうかを説明してほしい(60代前半/男性/自営業/千葉県)
・何のために、どのような治療をするのかを、治療を始める前に毎回説明して欲しい(60代前半/男性/無職/東京都)
・いくらくらいの範囲(金銭面)で治療をやれるかを確認して欲しいです(60代前半/女性/専業主婦/神奈川県)
・治療する前に今日は何をどこまで治療するか、治療後は次回どのような治療するのかを説明して欲しい(60代後半/男性/自営業/千葉県)
・今現在だけでなく将来的なリスクも教えて欲しい。そして将来的にどのような治療が自分にベストなのか選ばせて欲しい(70代前半/男性/会社員/東京都)

などの回答が寄せられました。

同じ歯を削ったり抜いたりするにしても、しっかりとした説明(根拠)があるのとないのとでは話は全く異なるでしょう。
例えば、矯正治療では歯を並べるスペースの確保やかみ合わせに問題がある場合、歯を抜いたり削ったりしますが、その方が歯を長持ちさせることができます。
最低でもこれから行う治療については事前にしっかりとした説明が欲しいところですが、将来を見据えた治療もしっかりと行って欲しいようです。

● 歯科治療は健康寿命を延ばしていくための“手段”であると認識している方は非常に少ない
ここまでの調査で、治療を請け負う歯科医師が、患者が本当に希望している治療を明確にしないまま治療を行った結果、高齢になって歯の悩みが増える可能性があることが分かりました。

では、歯科治療を受ける側の問題は無かったのでしょうか。
「歯(口腔内)の健康」や「歯科治療そのもの」に対して、どのように考えている方が多いのでしょうか。

「口腔内の健康状態が全身の健康状態と関連することをご存じですか?」と質問したところ、半数以上の方が『知らない(今知った)(52.5%)』と回答しました。

 

口腔の疾患はさまざまな全身疾患と関連することが報告されています。

例えば、歯周病は糖尿病・心疾患・慢性腎臓病・呼吸器疾患・骨粗鬆症など、さまざまな疾患と関わりがあります。

また、多くの歯を失っている方の場合、咀嚼機能や嚥下機能が低下することで十分な栄養が摂れない「低栄養リスク」が高まる恐れがあります。

このように口腔内の健康状態と全身の健康状態は密接な関係があるということを、半数以上の方がご存じなかったようです。

 

では、歯科治療に対してはどのような認識をお持ちなのでしょうか。

 

続いて、「歯科治療はそのための“手段”であって“目的”ではないという認識はありましたか?」と質問したところ、こちらも半数以上の方が『いいえ(54.7%)』と回答しました。

 

歯科治療は「虫歯や歯周病を治すことが目的」なのではありません。

「咀嚼機能や嚥下機能を取り戻すための手段として、虫歯や歯周病を治す」ことにあります。

 

そんな歯科治療を行う歯科医師に求められていることとは、患者の食生活や要望に寄り添い、将来的な治療プランを提案し、きめ細かい歯科治療を行うことにあるのではないでしょうか。

せっかく歯科治療を受けたのにも関わらず、将来、歯(口腔内)で悩む高齢者が後を絶たないのは、歯科医院と患者の双方に問題があるからなのかもしれません。

 

  • 【まとめ】QOLの向上や健康寿命を延伸していくためにも、最愛の家族に接するように歯科治療と予防の重要性を自ら理解し行動することを教え導いてくれる歯科医院、歯科医師に出会うことが大切

今回の調査で、歯(口腔内)に悩みを抱える高齢者の多くが、これまでの歯科治療で後悔していること・納得のいかなかったことがあるという実態が浮き彫りとなりました。

 

もっと歯科医師と話し合っておけば良かったと後悔している方も多くみられましたが、それは「歯科医師が」患者が本当になりたい姿を明瞭化するプロセスを怠った可能性があり、もしかしたら、そこに重点を置いた関わりが通常なかなか行われないことが当たり前とされているのかもしれません。

簡単に言えば、患者に寄り添った歯科治療を行えなかったことが大きな原因となっているのではないでしょうか。

 

歯科治療は全身の健康にも影響する大切な治療です。

それは、なりたい姿=「クオリティ・オブ・ライフ(QOL)」の向上や健康寿命の延伸のための“手段”なのですが、「虫歯ができたから治す」「かぶせ物が取れたから詰める」といった対症療法だと考えている患者が多いことも、高齢になって歯の悩みが増える原因の一つなのかもしれません。

 

「人生100年時代」と呼ばれる将来に向けて、歯科治療を通じてQOLの向上と健康寿命を延伸していくためにも、歯科治療の受け方はもちろん、患者自ら歯科治療に対する考え方の改善を図れるような関わりをしてくれる歯科医院、歯科医師を見つけることもカギとなるポイントとなるに違いありません。

● 「最愛の人」に受けてほしい治療をすべての方へ「医療法人社団 聖礼会」

今回の調査を実施した医療法人社団 聖礼会は、
・『アス横浜歯科クリニック』(https://www.us-shika.com/
・『アス港北歯科クリニック』(https://www.us-kouhoku.com/
・『二子玉川駅前 ニコ歯科・矯正歯科』(https://www.futako-tamagawa-dc.com/
・『豊洲駅前 海のみえる歯科・矯正歯科』(https://www.toyosu-umi-dental.com/
・『品川直結リアン歯科・矯正歯科』(https://www.shinagawa-lien.com/

を運営しております。

医療法人社団 聖礼会では、患者さんの治療目的を基に、先を見据えた(クオリティ・オブ・ライフの向上、健康寿命の延伸)治療を、患者さんとともに考え提案いたします。

■医療法人社団 聖礼会 アス横浜歯科クリニック:http://www.us-shika.com/
■お問い合わせ先:usdc.hatsuse@gmail.com

調査概要:「高齢者への歯科治療」に関する実態調査
【調査期間】2022年2月14日(月)~2022年2月15日(火)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,021人
【調査対象】60歳~75歳の歯(口腔内)に悩みがある男女
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

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歯の治療はなぜ何回もかかるの?

2025年02月12日

 

こんにちは!横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、可能な限り「痛くしない」、「削りすぎない」、「再発を防ぐ」事にこだわる歯科医院、アス横浜歯科クリニックの歯科医師の吉田です。
歯の治療は1回では終わらないことも多く、仕事や学校が忙しい、正直面倒くさいなど途中で挫折してしまう方もいらっしゃいます。今回は歯の治療に期間がかかる理由を説明いたします。

◎歯の治療に期間がかかる理由その1
【病変の進行状況によって治療が変わるから】


虫歯の進行状況は C1 から C4 と表され、それぞれ治療期間、治療回数が異なります。
C1、C2 の虫歯では、主に詰め物(CR やインレー)で治療することがほとんどであり治療回数は、1〜3回程度で治療が完了します。
C3、C4の虫歯では、根管治療(神経の治療)が必要となり、5回以上治療することが多いです。根管治療を行なった歯は主に被せ物(クラウン)で治療を行います。歯の状態によっては、抜歯となってしまう場合もあり、その際は入れ歯、ブリッジ、インプラント等で治療します。そのため C3、C4 の虫歯は、C1、C2 の虫歯と比較すると治療期間がかかってしまいます。

◎歯の治療に期間がかかる理由その2
【ほとんどの治療が段階的に治療しなくてはいけないから】


虫歯治療は、虫歯を削って終わりになるわけでは無く、虫歯を取り終わった後に詰め物や被せ物を作っていかなくてはなりません。
虫歯を取り切った後に型を取り、完成まで待って、詰め物をつけるといったように段階的に治療を進めなくてはならない為、治療に期間がかかってしまいます。

◎歯の治療に期間がかかる理由その3
【保険診療に制限があるから】


保険診療の場合、診療報酬(レセプト)単価が決められています。
その理由は一人あたりの患者さんへの過剰な保険診療を防止するためです。その背景には「医療費の抑制」を目的とした厚生労働省の政策も関係しています。

◎歯の治療に期間がかかる理由その4
【他の歯とバランスを見ながら治療を進めるから(1口腔単位の治療)】


1口腔単位の治療とは、口の中全体を診察して、歯や歯肉、歯並び、噛み合わせ、顎のバランスなどを総合的に診て治療を行うことを言います。
総合的に診ずに、一度にたくさんの歯を治療していくと、噛み合わせが悪くなり食事が食べづらくなってしまい、接触のある歯だけに咬合力が集中してします。
咬合力が集中すると歯周組織(歯の支え)が悪くなってしまい、歯周病を急速に進行させてしまうリスクになってしまいます。
特に治療が面倒で諦めてしまった方は、お口のトラブルを放置していいことはありません。虫歯などは放置して治る病気ではないので、他のトラブルに繋がる前にしっかり治療しておきましょう。
治療した後は、定期検診やご自宅での正しいケアを実践し、予防することで通院回数や費用など負担を減らすことができ、お口の健康も守ることができます。虫歯などのトラブルが無くても歯科医院に検診で通い、予防と早期発見・早期治療を心がけましょう。治療を繰り返し何度も歯科医院に通われている方などは是非一度、アス横浜歯科クリニックへご相談ください。

参考文献
・日本歯周病学会会誌 2020 年 62 巻 2 号 p .47-57
・令和 6 年度診療報酬改定の概要【歯科】
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001251542.pdf

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痛い時だけ?〜定期検診〜

2025年01月25日

こんにちは!
横浜市南区井土ヶ谷駅前にある「マイナス 2 歳から 100 歳まで歯を守る」歯科医院アス横浜歯科クリニックの受付佐藤です。
今回はなぜ歯の定期検診が必要なのか、その重要性についてお話します。
突然ですが皆さんは定期健診をしっかり受けていますか?
「痛いところが良くなったから大丈夫」「しみるのが良くなったからもういいかな」「検診はクリーニングしてもらうだけでしょ?」と思っている方も多いのではないのでしょうか。
実は歯科医師会の調査にて歯科医院にて検診や治療を「早くからやっておけばよかった・・・!!」と後悔している人は約 80%というデータがあります。定期検診では歯とお口の中の健康をつくるためや虫歯や歯周病予防のためにとても大切な役割があります。
歯科の定期検診は、健康な口腔状態を維持するために重要です。定期検診を受けることで、虫歯や歯周病などの口腔トラブルを早期に発見し、適切な対処を行うことができます。

① むし歯のチェック
むし歯は、歯の噛む面やつけ根だけでなく、歯と歯の間などの直接見えないところにもできやすいものです。また、一度つめて治療してあっても、そのわきの方に新たなむし歯ができることもあります。専門的な立場からむし歯をチェックしてもらいます。

② 歯茎のチェック
歯の周りのポケット(歯周ポケット)が深いと、歯周病がどんどん進行します。自分の歯
周ポケットの深さがどのくらいかチェックをしてもらいます。

③ ブッラッシング指導
歯と歯ぐきの正しい磨き方は、その人の歯並びや歯磨きの癖などのため、一人ひとり違うものです。あなたに合った、歯ブラシ・フロス・歯間ブラシなどの正しい使い方を教えてもらいます。

④ 歯垢の染め出しチェック
歯垢(プラーク)は、むし歯や歯周病の原因ですが、これをきれいに取り去ることはとても難しいことです。どこにプラークがつきやすいかをチェックするために、歯垢の染め出しをしてもらいます。

⑤ 歯垢をとる
歯ブラシで取り残したり、取りきれなかった歯垢は、むし歯や歯周病の大きな原因となります。できるだけ早く歯垢を取り除いてもらいましょう。

⑥ 歯科相談
むし歯や歯周病についての悩み事以外でも、歯医者さんは相談にのってくれます。歯並び、顎の痛み(顎関節症)、噛むこと(摂食)、飲み込むこと(嚥下)についての指導や治療、要介護者のお口の中のケアなどについても気軽に相談してみましょう。
このように定期検診では私たちの健康を守っていくためにもとても大切な役割があります。
お口の中を健康にし、好きなものを食べよく噛み平均寿命だけでなく健康寿命も一緒に延
ばして行きましょう。
当院では、患者さんの健康や生活の質向上のために、虫歯治療や歯周病治療だけでなく、これらの予防に力を入れて取り組んでいます。

もっと早く検診しておけばよかった・・と後悔がない人生をおくるためや少しでも歯に不安がある方や歯医者が苦手という方もぜひ一度横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にあるアス横浜歯科クリニックへご相談ください。

 

●参考文献
日本歯科医師会
https://www.jda.or.jp/
日本歯科医師会「歯科医療に関する生活者意識調査」2020 年
https://www.jda.or.jp/jda/release/cimg/2020/DentalMedicalAwarenessSurvey_R2_2.pdf

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全身疾患とお口のトラブルの深い関係とは?

2024年12月24日

こんにちは!横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、「お口の健康」を通して「全身の健康」を維持することにこだわる歯科医院、アス横浜歯科クリニック歯科助手の山田です。
皆さんは「メタボリックドミノ」という言葉を、聞いたことがありますか?生活習慣病がドミノ倒しのように一気に進み、最後は命を奪う様々な病態を引き起こす恐ろしい状態です。そして全身の病気の入り口には必ず虫歯や歯周病といった歯科疾患があります。今回はメタボリックドミノとお口の中との関係についてお話していきます。


≪メタボリックドミノとは?》
メタボリックドミノとは、糖尿病や心血管疾患、認知症などの生活習慣に至る一連の流れを指します。「メタボリックシンドローム(通称メタボ)」が進行すると、ドミノ倒しのように高血圧や糖代異常などが起こり、次いで動脈硬化、虚血性心疾患や脳血管障害、最終的には心不全や脳卒中、腎不全などの重大な病気が引き起こされます。これが「メタボリックドミノ」と呼ばれる病態の連鎖になります。ドミノは、初めの 1枚が倒れるとそのまま勢いよく最後までどんどん倒れていきます。このドミノ倒しのような連鎖が、私たちの健康を徐々に損なっていくのです。そして、近年ではその上流に位置するのが「虫歯」と「歯周病」なのです。

≪「虫歯」と「歯周病」との関係とは?≫
虫歯や歯周病は食生活や生活習慣に大きく関わっています。例えば、糖分の多い食事や、間食の回数が多いと虫歯になるリスクがアップします。さらに虫歯で痛みがあり、よく噛めない影響で、柔らかい食べ物が多くなったり、栄養のバランスが悪くなると、全身の健康の悪化に繋がります。また、歯周病が進行すると、口腔内の炎症が血液を介して全身に影響を与え、糖尿病や心臓病、脳梗塞、動脈硬化、骨粗しょう症、認知症や早産などのリスクを高めてしまいます。他にも、口腔内の細菌数が多いと、口腔免疫が十分働くことができず、外からのウイルスの侵入を許してしまい、新型コロナウイルスやインフルエンザなど感染症になるリスクもアップしてしまいます。お口の小さなトラブルを放置することで、気が付かないうちに全身にも悪影響を与えているかもしれません。虫歯や歯周病になって痛みや症状がない場合であっても、それは病気の入り口なのです。メタボリックドミノの考え方では、糖尿病や認知症予防にとっても虫歯や歯周病にならないようにすることがまずは大切です。


【予防のポイント】
・口腔内を清潔に保つ
定期的に歯科検診に通いプロフェッショナルケアを受けることによって、予防したり、進行を遅らせることができます。歯科で身につけた正しい歯磨きを実践するなど、基本となる口腔ケアをしっかり行い、口腔内を清潔に保ちましょう。
・食生活に気を配る
バランスの取れた食事によって、カルシウムやビタミン D などの栄養を十分に摂取することで、歯や顎の骨を強くし、虫歯にならない口腔環境を作ります。繊維質の多い食品は咀嚼回数が増えることで唾液の分泌を促し、肥満予防や食べかすを洗い流す効果が期待できます。歯を磨いているのに虫歯になりやすい方は、食生活を見直してみるのも良いかもしれません。
・生活リズムを整える
バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動は健康の基本です。運動不足は全身の血行不良を引き起こし、歯茎への酸素供給を低下させます。生活リズムが崩れると体調を崩しやすくなるだけでなく、口腔内の活動も活発になり、虫歯や歯周病のリスクも高まります。さらに、夜更かしをして夜食を食べたり、そのまま磨かずに寝てしまうなども注意が必要です。日頃から規則正しく栄養や睡眠生活を心がけましょう。

◉終わりに
今回は、メタボリックドミノとお口の健康の関係や、予防方法についてご紹介しました。
日々の継続したケアがとても重要な要素であることを理解し、予防の意識を高めましょう。歯科医院での定期的な検診や、適切なケアを行うことで、メタボリックドミノを断ち切り、健康で充実した生活を送れます。1 人でも多く「自分」の口腔内について興味を持つきっかけになり、予防歯科に興味持ってくださる場になれば幸いです。
また虫歯や歯周病の治療をしても再発してしまなどお困り事がある方は是非一度、アス横浜歯科クリニックへご相談ください。


◉参考文献
慶應義塾大学病院
https://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/000062.html
JSCSF 日本先進医療臨床研究会
https://jscsf.org/alignment
メタボリックドミノとお口の健康 | 瓢箪山の歯医者|医療法人小川歯科医院|東大阪市
https://ogawa-d-c.com/archives/colmun/metabolic-domino

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8020 って知ってる? 健康寿命について~予防歯科の重要性~

2024年11月24日

こんにちは。横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、『マイナス 2 才から 100 才まで歯を守る』歯科医院アス横浜歯科クリニックの歯科衛生士の佐藤です。
みなさんは予防歯科ときいて何を思い浮かべますか?予防歯科と聞くと、虫歯予防や歯周病予防をイメージする方が多いと思います。
実は予防歯科の範囲は、虫歯予防や歯周病予防だけにとどまらず、歯並びや生活習慣を改善する事も含まれます。それにより糖尿病や肺炎などの全身疾患の予防にも繋がっていきます。そのため、お口や身体を守る為にはすべての方が同じ事を行うのではなく、年齢やライフステージに合わせた対応が大切です。今回はライフステージに合わせた予防歯科の取り組みについてお話しします。

🟢ライフステージに合わせた口腔ケア
【乳幼児期(~5歳)】
生後 6 ヶ月から 8 ヶ月頃に乳歯が生え始めます。乳児期前半半ばに乳臼歯が萌出し始め、
3 歳ごろに乳歯列が完成し、乳歯虫歯の発生がしやすい時期となります。乳歯の虫歯が永久歯に影響を与えることもあるため、虫歯になってもいいという考えはしてはいけません。
①よく噛むこと
よく噛んで食べることを意識して、習慣を付けましょう。よく噛むことは、歯を強くし、顎を育てます。また、脳の発達にも重要です。よく噛むことを自然に引き出すような、食事の大きさ、歯触りを体験させるための、食材の選択や調理法の工夫が必要となります。

②間食
おやつは、砂糖ではなくキシリトールなどの非虫歯性甘味料を使ったキャンディーやチューインガム、スナック菓子にするなど、糖分をコントロールすることが大切です。もしチョコレートやキャラメルなど糖分の多いものや粘着力の高いものを食べたのなら、必ず歯磨きをしましょう。
③フッ化物
フッ化物は、歯のエナメル質を強くし、酸に溶けにくい性質にするので、虫歯予防に効果的です。虫歯になりやすいのは歯が萌出してから 2 から 3 年の間であると言われています。ですから、萌出直後からフッ化物を使用することが望ましいです。継続的なセルフケアとしてフッ化物配合の歯磨き粉をお勧めします。
④仕上げ磨き
朝食後や就寝前の自分自身で行う歯磨き習慣を身に付けるとともに、磨き残しがないよう必ず保護者が仕上げ磨きを行いましょう。歯磨きを嫌がることなく、痛みなどを感じさせないようにすることが大切です。よく褒めて楽しい歯磨き時間にしましょう。
(方法)
寝かせ磨きがおすすめです。頭を固定しながら磨くことができるのでとっても安心です。
前歯を磨く際は、人差し指を上唇に当ててカバーしながら磨きます。奥歯を磨く際は、指で優しく頬を横に広げて、歯ブラシの先端で優しく磨きます。

学齢期【6~17 歳】
乳歯から永久歯への生え変わりの時期です。14 歳までには親知らず以外の永久歯が生え揃います。その間、乳歯とう永久歯が混在するので、一時的に大きさや形、並びが悪くなり歯磨きが難しくなります。また、歯肉に炎症がある人が、この時期から徐々に増えていくので注意が必要です。
①糖分の摂取
部活など運動をする時に、スポーツドリンクを飲んでいませんか?スポーツドリンクには糖分が多く入っており、虫歯の原因のひとつになります。くれぐれも飲み過ぎには注意をしましょう。
②生活習慣

生活リズムが乱れる時期です。その乱れから不適切な習慣(朝食の欠食、夕食の遅延、睡眠不足、ストレスなど)が積み重なり、生活習慣病の低年齢化が問題となっています。歯と口の役割と噛むことの大切さを自ら学習しながら、規則正しい食事を習慣化し、予防をしましょう。
③デンタルフロスの使用
この時期からは、フッ化物配合の歯磨き粉や洗口液の使用だけではなく、デンタルフロスを使うことが虫歯の予防に有効です。歯ブラシだけでは届かない清掃困難な歯と歯の隙間が狭い部分まで綺麗にしましょう。

成人期【18~64 歳】
就職、結婚、出産、育児などを経て、生活環境が大きく変化することで、多忙になり、生活習慣が不規則になってくる時期です。そのため、自分の歯やお口に対する自己管理が疎かになりやすいです。
①歯周病
歯周病のリスクが増大します。歯周病になると歯茎が腫れ、出血し、口臭もひどくなります。さらに重度になると歯が抜けてしまいます。歯周病の発症、進行は、歯を失うリスクと直結していることがわかりますね。歯周病は生活習慣病のひとつであり、糖尿病、心疾患、脳梗塞など全身の健康に悪影響を及ぼす、大変恐ろしい病気です。
毎日の歯磨きと同時に歯肉のマッサージをして歯周病発症当初は、本人の自覚症状も乏しいです。日常的なセルフケアに加えて、歯科への定期的な受診を行うことが早期発見、早期治療につながります。
②歯間ブラシ
歯磨きとともに、デンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。歯間ブラシもデンタルフロス同様、歯ブラシだけでは届かない清掃困難な歯と歯の隙間が大きい部分に使用します。隙間のサイズに合ったブラシを選ぶことでより清掃効率がよりアップします。

高齢期
厚生労働省は 2013 年より「健康日本 21(第 2次)」の基本的方針に「健康寿命の延伸」をあげています。健康寿命とは健康上の問題で日常生活に制限のない期間のことです。簡単に言えば、継続的な介護や支援を必要としないで日常生活を送れることを言います。超高齢化社会の日本において、お口の中の機能の些細な変化や衰えを放置しないで、適切な対応をすることが重要となります。
①誤嚥性肺炎
身体の機能が低下するとともに、歯の喪失や噛む力など口腔機能が低下していく時期です。機能が低下すると、むせや咳、誤嚥が起こりやすくなり、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。誤嚥性肺炎とは、細菌が、唾液や食べ物と一緒に気管に入り込んでしまうことで発生する疾患です。飲み込む力を鍛えることはもちろんのこと、歯ブラシによる歯磨きだけではなく、舌ブラシなどによる舌の清掃などのセルフケアにより、お口の中をより清潔に保つことも大切です。また、入れ歯にも汚れや細菌が溜まりやすいです。入れ歯の溝や歯茎の代わりになるピンク色の部分、入れ歯の裏側や支えている留め金もしっかりと磨きましょう。残っている歯と入れ歯のケアを正しく行いましょう。

8020 運動という取り組みを知っていますか?「80歳になっても20本以上自分の歯を保
とう」20 本以上の歯があれば食生活に満足することができると言われています。お口の中
の状態、些細な変化は見逃しやすく、自分では気づくのが難しいです。個々のライフステージに合った日常のセルフケアもとっても重要ですが、負の連鎖が生じる前に、定期的に歯やお口の中の状態を診てもらうことも、健康長寿の実現には欠かせないです。
生涯、自分の歯で楽しくお食事ができる、とっても素敵なお口の中を目指しませんか??

虫歯や歯周病になることは仕方ないこと。年齢を重ねると歯がなくなってしまうのは当然のこと。このようにお考えの方は非常に多くいらっしゃいます。ですが、この認識は誤っています。高齢になってもご自身の歯を維持できるように、正しい知識と技術を身につけていきましょう。長寿ではなく健康長寿を目指しましょう。いつまでも美味しく食事ができて、楽しくお喋りできるようにお口の健康を維持していくことがとても大切です。
治療を繰り返し何度も歯科医院に通われているアス横浜歯科クリニックへご相談ください。

 

●参考文献
東京都保険医療局
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/iryo/iryo_hoken/shikahoken/pamphlet/lifestaged
ouga.html

8020 推進財団
https://www.8020zaidan.or.jp/achieve/future.html
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何故歯やお口の健康を守る事が大事なの?

2024年10月28日

 

こんにちは!横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、「お口の健康」を通して「全身の健康」を維持することにこだわる歯科医院、アス横浜歯科クリニック歯科衛生士の小林萌恵です。
今回は「歯やお口の健康を保つ重要性」についてお話していきます。みなさんは歯やお口の健康について考えたり気にしてみたりしたことはありますか?今回は歯とお口の機能や役割、歯を失うことで起きてしまうこと、それを防ぐためにできることを一緒に考えていきましょう。


《 歯とお口の機能や役割 機能を保つ事でできている事 》
まず、歯とお口の機能や役割としては以下が挙げられます。
① 「食べ物を取り込み、食べる」機能
歯で食べ物を咬み、飲み込む(嚥下[えんげ])という一連の動作ができます。お口の中には食べる機能(咀嚼[そしゃく])があり、食べることで唾液と食物は混じり、味を感じることができます。
② 「表情をつくり、話す」機能
お口は発音に関わると共に、声を発し、会話をして、コミュニケーションを取ることができます。口唇、頬などの動きによって表情がつくれます。上記のように、歯とお口は人の生命を維持し、生活と深くかかわるものであり、心豊かに人生を過ごすための機能にも大いに関係しています。


《 歯を失っていくと起こること 》
では、歯を失っていくとどんなことが起こっていくのでしょうか。
① 「食べ物を取り込み、食べる」機能
・歯を失っていくことでかみ合わせが悪くなる+噛む力が低下し、食べ物が噛みづらくなる。
食べる機能があることで、食感や味を感じることができていたため、食事を楽しめなくなります。また、噛む力が低下すると、硬いものや歯応えのあるものを避けるようになるため、噛むことによる脳への刺激が少なくなり、認知症へのリスクが高くなります。
・食べられるものが限られていくため、栄養バランスが崩れ、身体に影響がでる。
栄養バランスが崩れると、摂取する栄養が偏ってしまい、高血圧や糖尿病のリスクも高くなります。
② 「表情をつくり、話す」機能
・表情がつくりづらくなる。
噛む力が低下すると、お口周りの筋肉が使われなくなり、筋力が低下していきます。
歯がなくなってしまうことで歯並びが悪くなり、笑った時の見た目も悪くなります。
・話しづらくなる。
失ってしまった歯の隙間から空気が漏れることで話しづらくなってしまいます。また、入れ歯を入れた時の異物感で話しづらい、滑舌が悪いとご相談される患者さんも多いです。
③ その他
・力を入れづらくなる
歯を失うことで、歯を食いしばって力を入れることができなくなってしまいます。また、歯科医療費は高血圧や脳血管疾患よりも高額で、何回か通わなければならないことも多々あります。そうなると、費用の負担も増加していきます。


《 歯の健康を守るためにできる事 予防や定期検診の重要性 》
それでは、上記のようにならないために、歯やお口の健康を守るためには何をすれば良いのでしょうか。
○定期的に歯医者さんでの検診を受けることで予防をしていく

プロフェッショナルケア(専門的なクリーニング)では、セルフケアでは取り除けない歯垢や歯石を除去して、セルフケアがしやすい口腔内の状態にしていきます。また、ご自身で磨けてないところや磨きづらいところを患者さんひとりひとりに合わせた清掃方法でご指導していきます。定期検診は虫歯や歯周病など、口腔内のトラブルを早期に発見、治療、予防していくことで、歯の健康や口腔機能の維持を守るために行なっていきます。
そのため、プロフェッショナルケアとセルフケアの両方をしっかり行なっていくことが大切です。


○毎日のセルフケア
毎日 3 回の正しいブラッシング、歯間清掃器具(歯間ブラシ、デンタルフロス)の使用が大切です。
○食生活、生活習慣の見直し

間食頻度や常飲している飲み物を見直すことや、食後しっかりブラッシングをする習慣を確立していきましょう。
また、喫煙は歯周病にかかりやすく、悪化しやすいことが分かっています。歯周病の治療効果が低く、治療後の治りも遅いため、禁煙することもお口の健康を守るために大切です。
お口の中の健康は、全身の健康や QOL(生活の質)向上に繋がっています。
歯があることが当たり前になっている人も多いかもしれませんが、歯は失ってからその大切さに気づくものです。いつまでも好きな物を食べ、口元を気にすることなく笑い、不自由なく話す、「その人らしい」人生を送るためには、健康な歯が必要なのです。
当院では、患者さんの健康や生活の質向上のために、虫歯治療や歯周病治療だけではなく、こ
れらの予防に力を入れて取り組んでいます。
歯の健康に不安を抱いている方、歯医者が苦手で痛くない治療をしたい方、ぜひ一度横浜市南
区井土ヶ谷駅の駅前にあるアス横浜歯科クリニックへご相談ください。


●参考文献
日本歯科医師会
https://www.jda.or.jp/park/relation/teethlife.html#1
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202201_00001.ht
ml
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-01-001.html
文部科学省
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/06
/23/1306939_03.pdf

 

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根の治療を途中で中断するリスクとは?

2024年09月25日

こんにちは!横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、可能な限り「痛くない」「削りすぎない」「再発を防ぐ」事にこだわる歯科医院アス横浜歯科クリニック歯科医師の青木です。今回は根管治療についてと、何故中断してはいけないかの理由をお話しします。

◎根管治療とは?
歯の根の中にある歯髄が炎症や感染を起こした時や、一度治療していても根管の治療が不完全であったり再感染や損傷が起こった時に必要となる治療法です。その原因は深い虫歯、歯の亀裂、外傷などが挙げられます。炎症や感染をそのまま放置しておくと、歯が痛んだり根の周囲の組織に炎症が広がったり歯肉が腫れたりします。根管治療では、根管を綺麗に清掃し、 再度の感染を防ぐために根の中に詰め物をします。根管治療をすることによって、虫歯で破壊された歯であっても根を保存し、もとの歯と同じように機能することができるのです。

◎根管治療を中断するとどうなる?
根管治療は、通常、歯の根の細菌や汚れを除去し被せ物を装着するまでに複数回の治療が必要です。しかし、患者さんの中には治療期間が長くなることで治療をやめてしまったり、歯が痛く無くなったという理由で通院しなくなったりする方もいます。今回は、根管治療を途中でやめることのリスクについて解説したいと思います。

1. 虫歯の進行・感染の拡大
治療では感染した神経や細菌を取り除きますが、治療を途中でやめると、残っている細菌から再び感染が広がる恐れがあります。神経を取り除いた歯は痛みを感じなくなるので、気づかないうちに重症化している可能性が高まります。重症化したときには歯茎や顎骨まで感染が拡大し、より症状は深刻になります。

2. 抜歯の可能性が高まる
根管治療を途中でやめると、抜歯の可能性も高くなります。最後まで治療を受けると根管内にはきちんと薬剤が充填されます。しかし、治療途中の歯では、もともと神経が通っていた部分が空洞になっており、力に対して非常に弱くなっています。強い力に耐えられず歯が割れてしまうと、ほとんどの場合抜歯をするしかなくなってしまうでしょう。また、治療を放置したことによって虫歯がさらに進行した場合も、抜歯対応となる可能性が高まります。

3. 仮蓋や被せ物に不具合が起こる
根管が綺麗になり、最終的な薬剤を充填してから被せ物を入れるまでの期間が空いてしまうと、仮蓋の隙間から細菌が入り込んだり、仮蓋が取れて綺麗になった根管内が再び汚染されたりして、再度炎症を起こしてしまいます。こうなると治療をやり直さなければなりません。また、型取りをして被せ物をする直前に中断してしまうと、被せ物が合わなくなることがあります。もちろん被せ物が合わなければ再度作成しなければなりません。

このように、根管治療を中断してしまうと、感染の再発や拡大、痛みの悪化などが起こり、最終的には歯を失うリスクがあります。そうなると治療がさらに難しくなり、通院回数も増えるため、費用の負担も多くなってしまいます。歯や全身の健康を守るためには、根管治療は最後までしっかりと完了させることが重要です。


今回は根管治療についてと、中断してはいけない理由をお話しました。根管治療によって歯の神経をとって痛みがなくなれば、中断する方がいるかもしれません。治療の優先順位が下がり、仕事や家事などが忙しくなって通院できなくなることもあるでしょう。根管治療は完全に治療を終了するまでは数回かかります。そして歯型をとって被せ物をするところまでが重要です。自己判断で中断すると歯にさまざまな影響が出てしまい、最終的にせっかく残していた歯を抜歯せざるを得なくなる可能性もあります。根管治療を検討されている方は、横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にあるアス横浜歯科クリニックにお気軽にご相談ください。

【参考文献】
一般社団法人 日本歯内療法学会
https://jea-endo.or.jp
公益社団法人 神奈川県歯科医師会
https://www.dent-kng.or.jp

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マウスピース矯正とは?

2024年08月28日

こんにちは。横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある『マイナス1才から100才まで歯を守る』
歯科医院アス横浜歯科クリニックの歯科医師の小林です。今回はマウスピース矯正についてお話していきます。


まず、マウスピース矯正とはどんなものかお話します。マウスピース矯正とは、透明で目立たないマウスピースを口腔内に装着して、歯並びを矯正する治療法です。
患者さんに合わせたカスタムメイドで作られたマウスピースを、毎日20時間以上装着することで、少しずつ歯並びを整えていきます。


次に、マウスピース矯正の流れをお話しします。
・カウンセリング:まず患者さんの気になっている所、改善にしたいところ、なりたい姿を知るためにカウンセリングを行っていきます。

・検査:3D スキャンでお口の中の状態をスキャンします。またレントゲンで骨の状態も確認していきます。

・治療計画の作製:カウンセリングを元にシュミレーションを作製します。

・矯正治療開始:状況に応じて歯のスペースを作る処置や、マウスピースで歯を掴みやすくする装置を付けます。

・矯正治療終了

・保定、メンテナンス:矯正終了後、歯の後戻りを防ぐ保定期間に入ります。


続いてマウスピース矯正のメリットデメリットについてお話しします。

【メリット】
・見た目が目立たない:透明なマウスピースを装着するため矯正治療中でも自然な見た目を
保つことができます。
・自分で取り外しができる:食事や歯みがきのときに取り外しができるため、歯みがきがしやすく、デンタルフロスなどを使用することができ、口腔内を綺麗に保つことが出来ます。
・装着時の違和感が少ない:ワイヤー矯正に比べて、装着時の違和感は少ないです。
・金属アレルギーでも矯正できる:マウスピース矯正はプラスティック製で金属を使用せず
に矯正することができます。


【デメリット】
・自己管理が必要:患者さんが自分でマウスピースを装着しなければいけません。
・長時間装着する必要がある:1 日20時間以上装着する必要があるため、患者さんの協力
が必要です。


当院でのマウスピース矯正のメリット

矯正治療を専門とするドクターが在籍、マウスピース矯正の種類も豊富に取り扱っているので、軽度な症例から専門性が必要な重度な症例まで幅広く対応可能です。
ご来院いただける患者さんから「もっと費用を抑えたい」「1年間で出来る所まで治したい」
といった通常の歯科医院では融通が利きにくい細かなお悩みまでヒアリングし、一人一人に合わせた必要な治療を適正の価格で提供します。
終わりに矯正方法が合う、合わないを判断するには専門的な知識・経験が必要になるため、歯科医院へのご相談をおすすめします。当院では患者さんがどこまで、どのように治したいのかをヒアリングしてご要望・費用・期間の条件をふまえた最適な治療プランをご提供します。是非一度アス横浜歯科クリニックへのご来院を、スタッフ一同お待ちしております。


【参考文献】
神奈川県歯科医師会
https://www.dent-kng.or.jp/colum/basic/2273/
日本矯正歯科学会
https://www.jos.gr.jp/information/guideline_aligner_pointer

 

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ベロが白いのはなぜ?原因や予防

2024年07月29日

こんにちは!横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、「お口の健康」を通して「全身の健康」を維持することにこだわる歯科医院、アス横浜歯科クリニック歯科衛生士の荒木です。みなさん舌苔(ぜったい)という言葉を聞いたことはありますか?舌の汚れは放置すると口臭や誤嚥性肺炎の誘因となる可能性があるため、舌は適度に清掃する必要があります。今回は、舌苔についてお話しをします!


口を開けて舌を前に出してみてください。 舌の上に白い苔のようなものが溜まっていないでしょうか? それは「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる、細菌のかたまりです。舌の表面にある凹凸に口内の細菌などが溜まり、苔状になって付着しているものをいいます。白い苔にように見えるのが一般的ですが、食べ物や飲み物の色によってさまざまな色に見えることがあります。

<なぜ舌苔ができるのか?>
◉舌の清掃不良
食後に歯を磨くのと同様に、舌も清掃しないと食べカスや細菌がたまってしまいます。
また、間食が多い人や食後や寝る前の歯磨きを怠りがちな人は、舌苔が付きやすくなるため注意が必要です。舌苔ができないように、正しい清掃方法で舌をケアした方がいいでしょう。


◉乾燥(口呼吸)
口の中が乾燥すると、細菌が増えやすく、また付着した舌苔が乾いて剥がれ落ちにくくなります。また、普段は鼻呼吸でもマスクをすると苦しくて口呼吸をするケースもあります。口内の乾燥を防ぐためには、意識的に鼻呼吸を行うことが重要です。


◉唾液が少ない
細菌などを洗い流す作用や殺菌作用が唾液には含まれています。 唾液の分泌量が少ないと舌についた汚れが落ちにくく、食べカスや細菌が付着したままで舌苔になってしまうのです。水分補給するなどの対策をしましょう。


◉舌の形
舌の形状は人それぞれ違います。 なかには「溝状舌(こうじょうぜつ)」と呼ばれる溝が舌にある人がいます。 溝状舌は病気ではありませんが、舌がデコボコしているため汚れが溜まりやすく舌苔が付きやすいのです。また、溝状舌ではないものの、舌の表面の凹凸が大きいと場合は汚れが溜まりやすいため、やはり舌苔ができやすいので注意しましょう。


◉舌の位置が低い
舌の位置が低いことも、舌苔が発生しやすい原因の 1 つです。通常であれば上顎と舌がくっついたときの摩擦で舌の汚れは自然に落ちています。 しかし受け口の人は、舌の位置が通常より低くて上顎と触れ合わないために、汚れが溜まりやすいです。


◉抗生物質の影響
抗生物質やステロイド剤の服用によって舌苔が発生する場合があります。 抗生物質やステロイド剤を長期間飲み続けることによって、口の中にいる常在菌の種類が変わってしまい、黒い舌苔(黒毛舌:こくもうぜつ)が付着するケースが該当します。


<舌苔を取り除くには?>
1.専用の舌クリーナー、舌ブラシを使う

舌を傷つけず、効率よく舌苔を取り除くには、専用の舌クリーナーを使用することが効果
的です。 奥から前方へ 3 回程度軽い力でかき出し、やさしく舌苔を除去します。 初めて行う場合は、1 ヵ所につき 2~3 回程度にしましょう。*舌の表面は凸凹しているため、うがいでは落とすことはできません。



2.1日1回が目安
1日に何度も舌をこすると舌の粘膜を傷つけてしまうこともあるので、舌みがきは1日1回を目安に、舌の汚れが気になるときに行って下さい。朝は舌苔の付着量が多いので、舌みがきは朝の歯みがき時に行うのがおすすめです。
3.鏡を見ながら行う
舌苔がついている部分にクリーナーがきちんとあたるよう、舌みがきは鏡を見ながら行いましょう。
4.動かす方向は「舌の奥から手前」
舌の「奥から手前」に動かします。ブラシを手前から奥に動かしたり、前後に往復させたりするのはやめましょう。
5.強い力でみがかない
舌はとてもデリケートな組織です。舌の粘膜や味を感じる味蕾(みらい)を傷つけないよう、軽い力で行いましょう。
6.嘔吐反射を防ぐには舌は思いっきり前に出す
ブラシなどを口の奥に入れると「おえっ」となることがあります。これを「嘔吐反射(おうとはんしゃ)」と言いますが、この嘔吐反射を防ぐには、舌を思いっきり前に出すのがコツです。
7.無理にキレイにしない
これまであまり舌みがきをする習慣がなかった場合は、舌苔が厚くたまっていて、1回の掃
除では舌苔がなかなか落ちないこともあります。毎日舌みがきをすることで、だんだん落ちやすくなっていきます。
舌を傷つけないためにも無理は禁物です。無理して 1 回で取り除こうとせず、少しずつ舌苔を取り除くようにしてください。


「舌苔の除去」は口臭予防に効果的!
舌苔は口臭のニオイの元になるため、舌苔を取り除くことが口臭予防には効果的です。口の中には細菌がいて、食べかすやはがれた粘膜に含まれるたんぱく質を分解して口臭(揮発性硫黄化合物)をつくります。日中は唾液によって細菌の増殖が抑えられていますが、寝ている間は、唾液の分泌が減少し自浄作用が弱くなるので、細菌のかたまりである舌苔の付着量は朝が一番多いと言われています。
当院で行なっている「トータルヘルスプログラム」は「お口全体の健康」を創造し、かつ「全
身の健康」までを生涯にわたって維持させるプログラムです。
歯周病だったり虫歯だったり、悪くなってしまった原因を徹底的に「検査」し「診断」する
ことができますが、その検査の中に口臭検査も含まれています。「硫化水素・メチルメルカ
プタン・ジメチルサルファイド」は「3 大ガス」と言われ、悪臭のおよそ 8 割をこの 3 種類
のガスで占めています。口臭測定器(オーラルクロマ)では、3種類のガスを「ppb」という、ごく少量の単位まで正確に分離検出します。

ジメチルサルファイド以外は「お口の細菌」に起因するガスですので、この検査によりどの
部分を重点的に処置すべきかの診断が可能になります。
舌苔は歯垢などと同じく細菌のかたまりのため、放置すると口臭の原因になります。舌苔そ
のものは大きな問題ではないですが、それが原因となって口臭や、ほかの病気につながらな
いように予防していきましょう。毎日の正しいセルフケアや歯科医院での定期健診を受け、
口腔内を清潔にし、お口の健康を保つようにしましょう。お困りごとがありましたら、いつでもアス横浜歯科クリニックにご連絡ください。
経験豊富なスタッフがお待ちしております。


【参考文献】
全国医学部附属病院
https://www.hosp.hyo-med.ac.jp/disease_guide/detail/190
ライオン歯科衛生研究所
https://www.lion-dent-health.or.jp/labo/article/trouble/06-1/


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シーラントって知ってる?

2024年06月20日

皆さんこんにちは。横浜市南区井土ヶ谷駅の駅前にある、『マイナス 1 才から 100 才まで歯を守る』歯科医院アス横浜歯科クリニックの歯科衛生士、會田です。今回はお子さんの虫歯予防処置であるシーラントについてお話していきます。

<シーラントとは>
奥歯の溝を物理的に封鎖したり、シーラント材の中に含まれるフッ化物により再石灰化作用を促進したりする、虫歯予防法です。

お子様の虫歯を予防するための効果的な方法の一つです。この治療は、主に永久歯が生え始める小学生を対象に行われ、奥歯(臼歯)の溝にシーラントと言う特殊な樹脂を塗布して虫歯の原因となる食べ物のカスや細菌が溝に入り込むのを防ぎます。歯の溝は非常に細かく、ブラッシングだけでは清掃が難しい場所です。シーラントによってこれらの溝を物理的に塞ぐことで、虫歯予防に大きな効果を発揮します。

「シーラント治療の適用年齢」
・乳歯・・4~5 歳頃
・6 歳臼歯・・6 歳頃
・永久歯の前歯・・7~8 歳頃
・永久歯の奥歯・・9~12 歳

これらは、おおよその目安であり、処置が必要か否かは歯科医師が判断しますので、気になる方はお気軽にご連絡ください。
シーラント治療は、特に永久歯が生え始める時期に最も効果的です。また、乳歯に対してもシーラント治療を適用する場合があります。特に溝が深く虫歯リスクが高い乳臼歯に対しては、早期からの予防措置としてシーラントが施されることがあります。乳歯が健康に保たれることで、永久歯の正常な生え方や顎の発達に良い影響を与えることが期待されます。

<なぜ子供の歯は虫歯になりやすいの?>
① 乳歯はエナメル質が薄い
歯の表面は硬いエナメル質で覆われていますが、乳歯は永久歯と比べるとエナメル質の厚さが半分程度しかありません。そのため虫歯菌の出す酸にさらされると、すぐに歯が溶けはじめ、虫歯が大きく拡がってしまいます。
② 乳歯は永久歯に比べ柔らかい
乳歯は永久歯と比べてやわらかいため、虫歯になりやすいです。生えたばかりの永久歯も歯の質がやわらかいので虫歯にならないよう注意しなければなりません。

③ 子供は甘いものを好む
子どもは甘いものが好きなので、欲しがるままに甘いものを与え続けていると、虫歯が出来てしまいます。
④ 歯磨きがしにくい
小さいお子さんはお口が小さく、歯も小さいため歯磨きがしにくいです。お母さんが丁寧に気をつけて仕上げ磨きをしていないと、虫歯になってしまいます。仕上げ磨きをきちんとされている場合は、虫歯になるリスクが減少します。

<シーラント治療のメリットとデメリット>
〇メリット
・虫歯予防に効果がある
シーラントは虫歯予防に非常に効果的です。虫歯の発生源である歯の溝を埋めて食べかすや汚れ、細菌の侵入を防ぐことで、虫歯になるリスクを減らせます。
・歯の再石灰化をサポートする
シーラントにはフッ化物が含まれているものもあります。フッ素は歯の表面を再生し、虫歯から歯を守るために重要な歯の再石灰化をサポートするため、より虫歯予防に効果的です。
・保険が適用される
シーラントの処置は、適切な条件下であれば保険が適用されます。

〇デメリット
・再度処置が必要になることがある
シーラントの効果はいつまでも持続するわけではありません。シーラントの効果持続期間は、一般的に 2〜5 年といわれていますが、毎日の食事や噛みしめなどによって、効果は次第に弱まります。そのため、シーラントの状態によっては、再度処置が必要になることもあるのです。
シーラントは非常に効果的な虫歯予防法ですが、その効果は長期間持続するわけではありません。一度の処置だけで安心せず、定期検診を受けるようにしましょう。

・定期検診を受ける必要がある

シーラント処置後は、数か月ごとに定期検診を受けることが推奨されています。
生えたばかりの永久歯は虫歯になりやすいです。万が一虫歯になった場合は急速に進行します。特にシーラントで覆われた歯は、虫歯になっても気づきにくいです。気づかないうちに虫歯が進行していたということもあります。
定期的に検診を受けることで、早期に虫歯を発見できるでしょう。さらに、シーラントの持続性も確認し、必要であれば再処置を行います。
<注意点、メインテナンスの重要性>
シーラントは虫歯予防に効果的ですが、それだけで完全虫歯を予防できるわけではなく、それに頼り切って安心してはいけません。
シーラントは歯の咬合面にできる溝やくぼみの虫歯予防に効果を発揮しますが、歯と歯のすき間部分は虫歯のリスクが残ります。シーラント処置をしていない部分の口腔ケアを怠ると虫歯になってしまいます。歯と歯のすき間のケアには、歯間ブラシやデンタルフロスを使用すると細かな部分の汚れも除去できます。シーラントの保護効果を最大限に活かすためには、日々の歯磨きが大切です。歯磨きは、虫歯だけでなく、歯周病などの口腔トラブルの予防にもつながります。特に、食後や寝る前に歯磨きをすることは、口腔内の健康を維持するうえで非常に重要です。シーラント処置を終えたあとも、しっかりと歯磨きをしましょう。
今回はシーラントのメリットやデメリット等を解説しました。シーラントは歯の溝をプラスチック樹脂で埋めることで虫歯を予防できる処置です。シーラントをしたからといって虫歯を完全に防げるわけではありませんが、虫歯のリスクを下げる事ができます。
アス横浜歯科クリニックでは歯医者に対する不安感や恐怖感、痛みなどを少しでも和らげられるような医院づくりを心掛けています。皆さんのご来院を心よりお待ちしております。

○参考文献
厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-011.html

神奈川県歯科医師会

「シーラント」でむし歯予防!

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〒232-0053 神奈川県横浜市南区井土ヶ谷下町215-1 マルエツ井土ヶ谷 別棟

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09:30 ~ 18:30 --

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